明善寺庫裡郷土館 には
様々な生活道具が展示されています。
江戸中期から昭和初期にかけ、
自給自足の村 白川郷では
屋根裏を使った養蚕が主な収入源となり、
村人の暮らしを支えました。
お寺も例外ではありません。
注: 養蚕業のため合掌造りが
大型化したといわれる。
『ハンジョウ』
半畳の大きさに織ったムシロ。
蚕が1~2 齢の小さい時に
カゴから落ちないように敷いたもの。
『ショウケ』
桑を入れて抱え、
蚕に餌を与えて回る時に使った。
糸繰り機。
糸巻き。
『オボケ』
紡いだ糸を入れておく桶。
『ジバタ』
織機です。
『テゾリ』
雪山から材木を降ろすための橇。
機動性が高く
急な斜面で役立ったそうです。
『オオアシ』
牛馬が入れない狭い湿田の代掻き用。
これを足に付け歩いた。
『タゲタ』
こちらは稲刈りのとき用。
漢字は 『田下駄』
『茶釜』 (右) に 『カナワ』 (左)。
囲炉裏で使うものです。
食事の道具。
食の多様性が窺えます。
火鉢に湯たんぽ。
余談ですが、私は近年湯たんぽ派です。
『バンコ』
猫ごたつ。
中に藁を入れ、そこに猫。
さらに布団を被せ一緒に眠る。
『キウス』
籾摺り (もみすり) の道具。
『塩舟』
塩の入った藁袋から
染み出すニガリをとった。
塩は貴重品でした。
行灯にもいろいろな工夫が ・・・
ひとつひとつの道具から、
昭和30年頃までの
白川郷の暮らしぶりが見えてきます。
Louis Armstrong
What A Wonderful World
この曲はどんなシーンにも合いますね。
JFK-World