JFK-World 世界の撮影・取材地トピック

Freelance Film Director
TV-CMおよびTVドキュメンタリー番組のディレクター & カメラマン

明善寺庫裡郷土館 2

2021年09月17日 | 国内旅

明善寺庫裡郷土館 には
様々な生活道具が展示されています。



江戸中期から昭和初期にかけ、
自給自足の村 白川郷では
屋根裏を使った養蚕が主な収入源となり、
村人の暮らしを支えました。



お寺も例外ではありません。

注: 養蚕業のため合掌造りが
  大型化したといわれる。



『ハンジョウ』
半畳の大きさに織ったムシロ。
蚕が1~2 齢の小さい時に
カゴから落ちないように敷いたもの。



『ショウケ』
桑を入れて抱え、
蚕に餌を与えて回る時に使った。



糸繰り機。



糸巻き。



『オボケ』
紡いだ糸を入れておく桶。



『ジバタ』
織機です。



『テゾリ』
雪山から材木を降ろすための橇。
機動性が高く
急な斜面で役立ったそうです。



『オオアシ』
牛馬が入れない狭い湿田の代掻き用。
これを足に付け歩いた。



『タゲタ』
こちらは稲刈りのとき用。
漢字は 『田下駄』



『茶釜』 (右) に 『カナワ』 (左)。
囲炉裏で使うものです。



食事の道具。



食の多様性が窺えます。



火鉢に湯たんぽ。
余談ですが、私は近年湯たんぽ派です。



『バンコ』
猫ごたつ。
中に藁を入れ、そこに猫。
さらに布団を被せ一緒に眠る。



『キウス』
籾摺り (もみすり) の道具。



『塩舟』
塩の入った藁袋から
染み出すニガリをとった。
塩は貴重品でした。



行灯にもいろいろな工夫が ・・・



ひとつひとつの道具から、
昭和30年頃までの
白川郷の暮らしぶりが見えてきます。


Louis Armstrong
What A Wonderful World
この曲はどんなシーンにも合いますね。

JFK-World
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 明善寺庫裡郷土館 1 | トップ | 五箇山 菅沼合掌造り集落 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

国内旅」カテゴリの最新記事