揚屋

（向かって右の建物 ）
京都 島原 ・・・
かつての花街に残る貴重な遺構 『角屋 （すみや ） 』
（6月3日のブログ参照 ）


（反対側から見た写真　向かって左 ）
遊宴のための 「揚屋 （あげや ） 」 と呼ばれる場所です。



『角屋 』 の定紋 ＝ 『蔓三蔦 （つるみつつた ） 』 ・・・
蔓 （つる ） 、蔦 （つた ） とも
力強く伸びる生命力にあふれた植物です。



玄関 ・・・



吹き抜けの開口部からは陽が差し込みます。



太陽の光は温度を上昇させます。



建物の中に設けられた坪庭 ・・・
太陽の動きに合わせて温度の高い部分が移動します。
これによって空気の対流が生まれます。


（建物の中から見た玄関 ）
つまり、建物内部に風を通す工夫です。



建物の中、まず目に飛び込んでくるものは刀掛 ・・・



さらに、その刀を大切に保管していた様子が窺えます。



帳場の壁には槍などの武具 ・・・
非常事態を想定していたのでしょう。



広々とした台所 ・・・



「揚屋 」 は、料理の質も競い合いました。



「揚屋 」 という
江戸時代の華やかな風俗をいまに伝える 『角屋 』 ・・・
幕末の頃、ここでは様々なドラマが繰り広げられました。

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