
何も遮るもののない空間を、
パシフィックビーナスは赤道を目指して進みます。

『 天の海に 雲の波立ち 月の船 星の林に 榜ぎ隠る見ゆ 』
柿本人麻呂の万葉句が頭に浮かびます。

見渡す限り海 ・・

やがて、パシフィックビーナスは赤道を通過 ・・

船上では、赤道通過を記念してパーティが開かれました。

北半球から南半球へ ・・

翌日も、見渡す限り海です。
地図を見れば、小さな島々が点在する海域を航行中ですが、
島影はまったく見えません。
地球の大きさ、海の広さを実感します。

航海 ・・

遠くなるほど、曖昧になって消えていく航跡 ・・
人生が、航海にたとえられる所以がよくわります。
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