JFK-World 世界の撮影・取材地トピック

Freelance Film Director
TV-CMおよびTVドキュメンタリー番組のディレクター & カメラマン

ワット・チャイ ワッタナラム

2009年11月14日 | アジア

チャオプラヤー川、ロッブリー川、パーサック川 ・・
3本の川がもたらす自然の恵みを得て
タイ中部に誕生したアユタヤ王国 (1351年ー1767年) は、
豊かに実る穀物が王国の発展を支えてきました。

400年以上に及ぶアユタヤ王国の繁栄は、
交易とキリスト教の布教を目的にアジアを巡っていた
ポルトガルやオランダにも大きな衝撃を与えました。

「東の大地に黄金の国がある」 ・・
ポルトガル本国に伝えられたアユタヤ王国を称えた言葉です。



「ワット・チャイ ワッタナラム」
アユタヤ王国を代表する寺院のひとつです。



アユタヤ王国に繁栄と安定をもたらしたのは、
国王が自らを唯一絶対の力、すなわち神であることを宣言し、
権力の頂点に立った強力な神権政治・治世にあります。



アユタヤ時代の仏像や建築装飾に見られる荘厳さや美しさは、
歴代の国王が競うようにして財を投じ、
その完成度を高めていった結果です。
それは、自らの神権の象徴でもありました。



祠の中の仏像には、さらに華麗な装飾が施されています。





しかし、多くの仏像は、
後のビルマ軍との戦いにより破壊されてしまいました。



遺跡はいま、少しずつ修復が進んでいます。
もし、何度もここを訪れる機会があれば、
アユタヤ王国の寺院群がつくられていった過程を
もう一度見ることが出来るのでしょう。

jfk-world







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