![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/85/eae06b409970c68f3039078cae917406.jpg)
『カトリーヌ・ド・メディシスの居室 』
聖書の物語りが描かれているタペストリー (毛織 ) は、
保温の役割も兼ねていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/53/2d3c4dadd52d20638821a92f93a58667.jpg)
ひと際重厚なベッドには紋章が輝いています。
(7月20日のブログ参照 )
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/a8/4e2d37204c99fbcd4a4e4ef96762f7a6.jpg)
『ルイーズ・ド・ロレーヌの居室 』
シュノンソー城3階の居室はここだけです。
(フランスの数え方ではここは2階。
フランスやイギリスでは日本でいう1階は0階 )
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/5f/1d509557eba2c45fa0875fbe37d58608.jpg)
アンリ3世の亡き後、
当時のしきたりに従い白い服に身を包み、
ルイーズ・ド・ロレーヌは修道女とともに、
ほとんどの時間をこの部屋で過ごしたそうです。
(7月17日のブログ参照 )
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/10/7150243b6b0dbae5b7e95aafe0d013e3.jpg)
天井に描かれている 『羽 = Penne 』 は、
『心痛 = Peine 』 のメタファー (暗喩 ) として
用いられています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/df/3823d2662a54539c4eb1a25f96bbea2b.jpg)
Henri IV de France
アンリ4世 (1553年ー1610年 )
『Henri le Grand 偉大なアンリ 』 と呼ばれ、
国民に親しまれたフランス王。
(出自がブルボン家であるため以降ブルボン朝となる。
それまでのヴァロア朝はアンリ3世を最後に断絶 )
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/19/571fcd5afd8297a1b601a11d374e20d5.jpg)
Gabrielle d'Estrees
ガブリエル・デストレ (1571年ー1599年 )
アンリ4世の愛妾。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/e4/dee8b4229ddee384b582a08809bf95e8.jpg)
『ガブリエル・デストレの居室 』
城の日常風景が描かれたタペストリーが掛かっています。
(ガブリエル・デストレは
シュノンソー城に住むことを切望したと伝えられる )
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/b9/d50623ae32e0b3f6c08d0024ddc13576.jpg)
Cesar de Vendome
セザール・ド・ヴァンドーム (1594年ー1665年 )
アンリ4世とガブリエル・デストレの長男。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/10/afd870aa4c21f232960b9f9a2e406e23.jpg)
『セザール・ド・ヴァンドームの居室 』
17世紀に入り、セザール・ド・ヴァンドームは
シュノンソーの男性城主となりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/52/b2b8b9ca5886a1d259839f39f997d53a.jpg)
ルイ14世の肖像画が飾られている部屋 ・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/de/c5c291cfc7bba04d7f6293be495380d3.jpg)
ルネサンス様式の暖炉には、フランソワ1世の紋章
オオサンショウウオとオコジョ (イタチ科の小動物 ) ・・・
注: ヨーロッパでは、オコジョ (白テン ) は王族の象徴。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/15/905e54cf1fb4a733c8598f6be9b51880.jpg)
また、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/f2/a654d4c74dc1d65bf301e068eb4d61f3.jpg)
1683という年号が見て取れます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/61/35230f80e7e356ab79020d131e524afb.jpg)
1650年、ルイ14世はシュノンソー城を訪問しています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/de/62e4698b91aee9c0ba76fad58ab01a31.jpg)
Roi-Soleil = 太陽王の訪城という名誉を後世に伝えるために、
この部屋は 『ルイ14世のサロン 』 と名づけられています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/07/b894a5982e9f2e786e1ef5f2dfd090ff.jpg)
城は歴史の目撃者です。
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