シュノンソー城の地下は 「厨房 」 です。
本来、城は砦 ・・・ つまり、戦の拠点でした。
しかし、群雄割拠の世がひとまず終わり、
フランスで王権が絶対的なものとして確立し始めた
16世紀の建造物であるシュノンソー城には、
命を守るための緊張感はありません。
厨房から垣間見られるものは美食の国フランスです。
ちなみに、
フランスに 『味わい方 』 という概念を持ち込んだのは
カトリーヌ・ド・メディシスだといわれています。
(7月16日、2012年5月5日のブログ参照 )
注: それまでのフランスでは、
皿に盛った料理を手づかみで食していたともいわれる。
イタリアから嫁いで来た大富豪は、
おいしいものを美しく味わうという文化を
フランスに定着させました。
(使用人の部屋 )
歴代城主の舌を満足させてきた職人たち ・・・
シュノンソー城の長い歴史の中、
人から人へと受け継がれてきた厨房はとてもおもしろいです。
バケットの形をした器と石釜 ・・・
ワッフル ・・・
ここは美食を追い求めてきた場所 ・・・
厨房はそんな印象です。
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