あじき路地には 『職人 』 という言葉が似合います。
軒先に八坂神社の御札 ・・・
柔和な表情の中にひたむきさが見えかくれする
野中 智史 (のなか さとし ) さん
京都市出身。
三味線職人であり奏者でもある。
ご両親の勧めで、幼い頃から三味線や踊りなど、
日本の古典芸能に親しんできた野中さん ・・・
弾くだけでは飽き足らず、
気がつけば、
自分の手で三味線をつくってみたくなっていたそうです。
野中さんは、祇園で100年続く三味線づくりの老舗
『今井三絃店 (いまいさんげんてん ) 』 に
弟子入りを懇願 ・・・
その時の通告 ・・・
『技術は教えたるけど、
ごはん食べられるようにはしてあげられへんで 』
(安食弘子さんの著書 『あじき路地に暮らす 』 より
原文のまま 8月7日のブログ参照 )
それから13年 ・・・
(あじき路地の住人となったのは2008年 )
野中さんは、
近付いたと思えばまた遠くなっていく師匠の背中を、
いまも一所懸命追いかけています。
一人前になることが当面の目標と語る野中さん ・・・
私たちが日常、何気なく使っている
『一人前 』 という言葉の重さを改めて感じました。
花街 宮川町や祇園に近いあじき路地は、
野中さんにとって絶好の環境です。
夕刻のあじき路地に、
声がかかってお座敷に向かう野中さんの姿がありました。
jfk-world
こんな若者がいる事に大変喜びを感じます~♪
コロナ過が落ち着いたら一度訪ねてみたいと
思います~(´艸`*)
感謝~♪
野中さんの前後にあじき路地の住人を紹介しています。
皆素敵な若者でした。
住人は入れ替わっても、あじき路地のマインドは同じだと思います。
オーナー安食弘子さんもとてもいい方です。