
マラッカ王国 ・・
15世紀、中国とインド、中東を結ぶ
「海のシルクロード」 の要衝として繁栄を極めたイスラム教国です。
現在は、マレーシア マラッカ州の州都となっています。

マラッカ王国は、15世紀初頭より
中国の明 (みん) の支援を受け貿易港として発展します。
その後ヨーロッパ列強 ポルトガル、オランダの支配を経て、
1824年にはイギリス領となります。
英語名の 「Malacca」 は、その当時の名残です。
21世紀になってマレーシア政府は、
マレー語の 「Melaka」と表記することを正式決定しました。

Visit Melaka Means Visit Malaysia.
これは、マレーシア政府観光局の
マラッカ観光PR用のキャッチフレーズです。
「マラッカを見れば、マレーシアのすべてがわかる ・・」
といった意味でしょうか ・・

かつては 「東洋のベニス」 と称えられ、
海洋大国の歴史が凝縮したマラッカは、
2008年街全体が 「マラッカ海峡の歴史的都市群」 として
世界遺産に登録されています。


Melaka マラッカ ・・
その名前は、14世紀末にこの地を訪れた
スマトラ島の王子パラメスワラが
狩りの途中で見かけた 「マラッカの木」 に因んで
命名したといわれています。
後にパラメスワラは、初代マラッカ国王となります。
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