JFK-World 世界の撮影・取材地トピック

Freelance Film Director
TV-CMおよびTVドキュメンタリー番組のディレクター & カメラマン

最初の女性

2014年07月19日 | ヨーロッパ

ロワール川の支流とはいえ、
『Cher シェール 』 川は長さおよそ400kmの大河です。



水温む季節には、



川の中からシュノンソー城を見物する人の姿が見られます。



きっと、すばらしい光景でしょう。



古くから、飼料、木材、ワインなどを
運ぶ動脈として利用されてきたシェール川 ・・・



中世、この流れを利用して、
粉挽きの水車が置かれていました。
(城も建てられていたがイギリスとの百年戦争で焼失 )



そして、城塞も ・・・
(これらは名門マルク家の所有だった )



Thomas Bohier
トマ・ボイエ (1460年ー1523年 )
『Charles VIII シャルル8世 (1470年ー1498年 ) 』 に仕える。
トマ・ボイエはここを買い取り、
自分の存在を後世に残すために城を建てることを決心します。
しかし、城建設の途上、
シャルル8世が始めたイタリア戦争に従軍 ・・・



Katherine Briconnet
カトリーヌ・ブリソネ (?ー1526年 )
トマ・ボイエの妻。
不在のトマ・ボイエに代わって、
城建設を指揮したのは彼女です。



『Chateau des Dames 女性たちの城 』 の歴史は、
この時すでに始まっていました。



現在、シュノンソー城の門に残されている紋章 ・・・



トマ・ボイエと、



カトリーヌ・ブリソネの紋章だそうです。



中世の井戸、



そして、城塞はいまも残されています。

jfk-world















































コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Chocolat Menier ショコラ ... | トップ | 歴史におけるライバルの存在 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

ヨーロッパ」カテゴリの最新記事