ディアーヌ・ド・ポワティエとカトリーヌ・ド・メディシス ・・・
(7月16日のブログ参照 )
もし歴史が波風のない平穏な出来事の連続ならば、
私たちはそこに目を向けることはないでしょう。
シュノンソー城に向かって左側には、
『ディアーヌ・ド・ポワティエの庭園 』 ・・・
植物が描く幾何学模様を見ることが出来ます。
反対側 (城に向かって右側 ) には
『カトリーヌ・ド・メディシスの庭園 』 ・・・
中央に配された大きな噴水 ・・・
歴代の城主が手をかけ大切に守ってきた庭園には、
ライバルの対照的な構図がみられます。
1940年、シェール川の大氾濫で、
壊滅的な被害を受けた後も庭園はよみがえりました。
『ディアーヌ・ド・ポワティエの部屋 』 ・・・
アンリ2世の椅子 ・・・
暖炉には
Henri アンリ2世の H
Diane ディアーヌの D
Catherine カトリーヌの C
の文字が見られます。
そして、ディアーヌ・ド・ポワティエの部屋に
カトリーヌ・ド・メディシスの肖像画 ・・・
作者は、フランス宮廷画家として有名な
Piat Sauvage ピア・ソバージュ (1744年ー1844年 ) です。
後世の城主が、
ふたりに永遠のライバルの役割を求めてきたことが窺えます。
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