
The Haagensen House
ハーゲンセン ハウス

ガバメント ヒルにつくられたナインティナイン ステップスの
傍らに建つ植民地時代を象徴する邸宅 ・・
(11月 19日のブログ参照 )

窓の上の装飾に、
ギリシャ リバイバル様式が取り入れられています。
「ハーゲンセン ハウス 」 は、
シャーロット・アマリーに残るコロニアル建築の傑作のひとつです。

アンティークな家具などを忠実に再現し、
現在はミュージアムとして一般に公開されています。

この家に暮らしたのは、デンマークのコペンハーゲンから来た
銀行家 = Hans Haagensen ハンス・ハーゲンセン氏です。

ここで暮らし始めたのは 1837年です。
(邸宅自体は1822年に建てられた )

彼は、同じくガバメント ヒルに暮らしていた
Sarah Julia Magens サラ・ジュリア・メイゲンスという
女性を妻に迎えました。

彼女の名前は、
セント トーマス島のある有名なスポットに登場します。
(このエピソードについては後日紹介します )

広々とした邸宅からは、
植民地での豊かな暮らしぶりが偲ばれます。

ふたりは、この家で 9人の子供たちを育てました。

黒人のベビー シッターが、
赤ちゃんをあやしている姿が目に浮かびます。

ガバメント ヒルの撮影では、
セピア トーンの撮影フィルターを使用しました。

植民地時代の雰囲気を伝えるには、
これが最適な表現方法だという判断です。

かつてここに流れていた時間は
決して止まってしまったわけではなく、
いまも静かに時を刻んでいます。

心の目は、遠い過去を見ることが出来ます。

きっと、やさしい家族が暮らした家 ・・

テラスに出ると、ほのかに港の香りが伝わってきました。
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