夕暮れ迫るシャーロット・アマリーの港 ・・
日本の豪華客船 パシフィックビーナスの
出航時間が近づいてきました。
Virgin Islands
バージン諸島
コロンブスが名づけた美しい島々 ・・
何度も諦めかけた航海の果て、
ここにたどり着いたコロンブスの心には、
『Saint Ursula 聖ウルスラ 』 伝説が
去来したのではないでしょうか ・・
時は4世紀頃、11,000人の処女とともに
不可能と思われた航海に船出した聖女 ウルスラ ・・
彼女たちを憧れの地へと導いた奇跡の航海 ・・
コロンブスの過酷な体験は、コロンブス自身の心の中に、
このカトリックの伝説を思い起こさせたに違いありません。
コロンブスは、一度はこの島々を
『Eleven Thousand Virgins 11,000人の処女 』 と名づけています。
ヨーロッパ人にとっては、地球の反対側に存在した楽園 ・・
聖なる憧れの楽園 ・・
なのに ・・ という思いは否めません。
(11月 27日のブログ参照 )
銅鑼の音を響かせ、パシフィックビーナスは出航しました。
楽園の一日が暮れていきます。
水平線にまた新しい一日が訪れ、
パシフィックビーナスは南太平洋を進みます。
今年の 7月末、パラオから綴りはじめた 『楽園の島々 』 ・・
ちょうど半分に達しました。
次回は、絶海の孤島 ・・ そして、モアイの島 ・・
「イースター島 」 を紹介します。
jfk-world