19世紀末にブエノスアイレスで生まれたタンゴ。
はじまりは場末のバーや売春宿・・
男女間の誘惑の踊りであったといわれています。
プロのタンゴダンサーであるセバスチャンとヴィクトリア・・。
20才そこそこの若いカップルですが、
タンゴのキャリアは既に10年以上になるそうです。
ボカ地区の路上を封鎖しての撮影で、
華麗なタンゴを披露してくれました。
体を寄せ合い、足を絡め合いながら踊るタンゴ・・。
その官能的なまでの動きは禁断の果実でもあり、
最初は一般的には受け入れがたいものでした。
男性はリードしながら、自分の思いを伝える・・。
女性はその動きに合わせながらも自分の思いを表していく・・。
１曲わずか3分間の中で交わされる男の思い、
女のためらい、大人の恋の駆け引き・・。
相手の意志を見抜くためのそのステップは、
踊りの技ではなく心の底から生まれる求愛の言葉・・。
タンゴは、男と女の束の間の恋愛劇です。
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