
Forest Ranger フォレスト レンジャー 森林保護官
日本では自然保護官 ・・ 国家公務員です。
国によっては Park Ranger パーク レンジャーとも呼ばれます。
Ranger レンジャーという言葉が歴史上最初に登場するのは、
13世紀のイギリスです。 (日本は鎌倉時代 )
王族や貴族が所有する土地を管理する仕事を指し、
15世紀頃には職業として確立していきました。
Range = 範囲 ・・
つまり、王族の所有地内を維持、管理することから
生まれた職業名 (レンジャー )だと思われます。
現在、アメリカ、カナダ、ニュージーランドなどでは、
レンジャーは、
自然を保護する使命を担う職業として広く認知されています。
個々には高い専門知識を持ち、
それを自然保護推進に役立てています。

フレーザー島のフォレスト レンジャー = リンダさんは、
地質学の知識を持ち、フレーザー島の自然を守っています。

フレーザー島で漁師を営むシドさん ・・

シドさんの秘密の場所で、とても珍しいものを見せてもらいました。

浅瀬で 60センチメートルはある大きなシマアジが
砂の中の貝を捕食する様子です。
海面に尾びれを出すシマアジの姿が見られるのは、
世界中でここだけだそうです。

シドさんは、
『海の中で起こっていることに想いを馳せることが
自然保護への第一歩 ・・ 』


『海の中で行われている生命の営みと私たちは無関係ではない。
私たちは特別な存在ではなく自然の一部なんだ ・・ 』
と語りました。
(1月 21日のブログ参照 )

突然、シドさんが船を降りて砂浜を歩いていきました。

餌付けをするわけでもないのに、
ものすごい数のペリカンがシドさんを取り囲み始めました。
シドさんは、人間も自然の一部であることを教えてくれたのでしょう。
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