フレーザー島には、 100を超える湖があります。
その中で最も美しい湖は、
「Lake McKenzie マッケンジー湖 」 ではないでしょうか。
全長 1200メートル、全幅 930メートル、
大きさは約 80ヘクタールです。
マッケンジー湖は、
真っ白なシリカサンド (細かい石英 ) に囲まれています。
コバルトブルーの水は、
世界でいちばん美しい水ともいわれています。
その水は、ピュア過ぎて魚が棲めないほど澄み切っています。
砂で出来た島に、
水がしみ込まずどうやって湖が出来るのでしょうか ・・ ?
マッケンジー湖は、
『Perched Lake パーチト レイク 』 と呼ばれます。
『Perched パーチト 』 とは 『腰掛け 』 という意味です。
巨大な砂の中に腰掛けのように、
つまり、砂の層の中の地表部分に、
浮いたような状態で湖が存在しています。
マッケンジー湖の底の砂は、堅い皿状の層になっています。
この砂の層には腐った植物に鉄分が混じり、
『Shield シールド 』 の役割を果たし水の浸透を防いでいます。
その強固な底の上に水が満ちているのです。
フレーザー島に降る雨は、
森と砂でろ過され、湖を取り囲む砂の壁から染み出し、
ゆっくりとマッケンジー湖を満たしていきます。
このようにして、マッケンジー湖の澄んだ水は維持されています。
マッケンジー湖では、
石鹸やサンオイルなどの使用は禁止されていますが、
遊泳することは可能です。
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