砂だけで出来た不思議な島 = フレーザー島 ・・
夕暮れが近づき、
空が一日の最終章を奏でるようにドラマチックに染まりました。
引き潮 ・・
どこまでも歩いて行けそうな錯覚に陥ります。
1836年、スコットランドの貨物船がフレーザー島沖で座礁しました。
20人ほどの乗組員全員は、
フレーザー島の先住民 = アボリジニに捕らえられました。
この難破で生き残ったのが貨物船のキャプテンの妻だった
Eliza Fraser エリザ・フレーザーです。
この島は、彼女の名前にちなんで
「フレーザー島 」 と呼ばれるようになりました。
彼女の数奇な人生は、後年様々な伝説となって伝えられています。
(映画化もされている )
木材伐採に沸いた頃を偲ばせる桟橋 ・・
いまはもう風景の一部です。
(1月 19日のブログ参照 )
人の歴史とはまったく違う次元で、
自然は淡々と時を刻んでいます。
100万年近い時間をかけて出来上がった砂の島 ・・
いずれ、自然はすべてを飲み込んでしまうのでしょう。
「自然 」 という存在自体をも ・・
フレーザー島の夕景は、朝焼けに負けず劣らず美しかったです。
(1月 17日のブログ参照 )
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