その花街は、
島原と同様京都の中心から少し離れた場所にあります。
西陣に程近い 「上七軒 (かみしちけん ) 」 ・・・
京の人は 「かみひちけん 」 と発音します。
正面に見える緑の森は北野天満宮です。
(5月18日のブログ参照 )
室町時代中頃の1444年、
北野天満宮東門の前に七軒の茶店がつくられました。
これが 「上七軒 」 の発祥といわれています。
遊興の場所をお茶屋さんと呼ぶのは、
茶店が起源であることの名残りです。
また、上七軒の定紋 『つなぎ団子 』 は、
参拝客に提供した団子に由来します。
茶店の看板娘は舞妓、芸妓に ・・・
団子は趣向を凝らした料理に替わり花街が生まれました。
西陣が全盛の頃に隆盛を極めた上七軒ですが、
一時は衰退の危機もありました。
しかし、
長い歴史が醸し出す風情が人をひきつけ、
上七軒はよみがえっています。
舞妓、芸妓を志す若い世代も増えてきているそうです。
上七軒の郵便局 ・・・
(上七軒で撮った着物のCMのワンシーン )
花街には、一朝一夕にはつくり出せない情緒があります。
歌舞練場は、
(上七軒公式ウェブサイトより写真借用 )
舞妓、芸妓の晴れ舞台です。
上七軒の歌舞練場は、夏の間ビアガーデンになります。
舞妓、芸妓がお相手してくれるとか ・・・。
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