昨日、新国立劇場=オペラパレスで、
ワーグナーの「ワルキューレ」を鑑賞しました。
ヨーロッパに広く伝わる神話の英雄=ジークフリートを
モチーフとした作品で、
人間の持つ権力志向と愛憎を表現した作品です。
初演は1870年・・
この頃、ワーグナーのパトロンであるルードヴィヒ・・
彼の領国であるバイエルンが終焉を迎えるなど、
このオペラの主題を象徴するかのような激動の時代でした。
かつて、日本は、
先進国でありながらオペラ鑑賞の文化を持たない国、
として欧米諸国から揶揄された時代がありました。
(日本には歌舞伎という楽劇があるのですが)
ともあれ、昨日は、
日本にもオペラ鑑賞の文化が浸透していることを実感しました。
多くの観客が、すばらしい上演に酔いしれました。
私は、すばらしい演奏、歌唱もさることながら、
モダンアートを思わせる舞台美術に惹かれました。
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