Mutitjulu
ムティジュルの泉
ウルルの懐深く、
乾燥した大地にありながら決して水を絶やすことのない泉 ・・
聖地は、人に恵みをもたらす場所でもありました。
水を求めてここへやってくる動物たちは、
巨大な岩に行く手を阻まれます。
つまり、ウルルは格好の猟場でもあったのでしょう。
自然がつくり出した洞窟は、
異なる部族の会合の場所だったのかも知れません。
また、女性がここで出産をしたという説もあります。
壁画の理由は 「ノーランジー ロック 」 と同じでしょう。
(9月2日、3日のブログ参照 )
一年に数回しか雨が降らず、乾燥しきっているはずなのに、
急峻な岩肌を水が流れてくるのは奇跡のような光景です。
そこに不思議な力の存在を感じるのは、
アボリジニに限ったことではありません。
『アボリジニの教え 』 という著書の中には
こんなふうに書かれています。
『聖地とは、世界創造の祖先たちによって清められ、
精力を与えられた地球の強いエネルギー スポット 』
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