ブッチャート・ガーデン・・
庭園の街といわれるヴィクトリアで、
一層際だった美しさを誇る広大な庭園・・
1904年、夫が経営するセメント会社の採掘所跡地に
ブッチャート夫人が自ら花を植え始めたのが、
ブッチャート・ガーデンのはじまりです。
ブッチャート夫人は、採掘所の剥き出しの荒れ地を前にして、
この場所が美しい庭園に生まれ変わることを思い描いていました。
工場の施設が視界に入らないように、自分で庭園をデザインし、
時には自ら吊り籠に入って、
切り立った断崖面に花や木を植えていったと伝えられています。
今では20ヘクタールもの土地に、
美しい花々や緑の草木が生き生きと輝いています。
彼女の思いは代々受け継がれ、
美しい庭園はさらに美しい庭園へと変化を続けています。
ブッチャート夫人の跡を継いだ孫息子のイアン・ロスさんが
庭園について残した言葉・・
「原石のままのダイヤモンドと、
美しく磨き上げられたダイヤモンドの輝きは比べようもない。」
jfk-world
平安時代後期の作庭指針より。
イアン・ロス氏のダイヤモンドに例えた言葉との対比が興味深いです。