四天王寺の 亀の池 のほとり ・・・
(向かって左は六時礼讃堂)
太鼓楼 (たいころう)
御本尊は阿弥陀如来です。
時計のない時代、
ここで打たれた太鼓の音は、
木の葉を震わせ、
近隣の人々に時を告げました。
かつて、 寺院 は、
時間を知らせる役割を果たしていました。
太鼓楼と対を成すように佇むのは、
黄鐘楼 (おうしょうろう)
一般的には 北鐘堂 (きたがねどう)
と呼ばれています。
(亀の池越しに望む)
仏教では、鐘の音は聞く者の煩悩を払い、
悟りに導くといわれています。
(手前は六時礼讃堂の屋根)
音霊 (おとだま) ですね。
こちらは、南鐘堂として知られる
鯨鐘楼 (げいしょうろう) ・・・
『鯨』 という字は、
鐘の大きさを比喩しているそうです。
聖徳太子の誓願により創建されたという
由緒ある釣鐘堂です。
南鐘堂の鐘は誰でも撞くことができます。
御本尊である阿弥陀如来に拝礼し、
綱を引くと響き渡る鐘の音 ・・・
浄土に届くといわれるその音色は、
『秋の幽玄の響き』 ・・・ だとか。
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