サンフランシスコのダウンタウンにほど近く、
小高い丘にそびえる
Grace Cathedral グレース大聖堂
建物の外にもラビリンス = 迷路 ・・・
それは、ひざまずいて歩き、
キリストの苦しみを追体験するためのもの ・・・
また迷路は、最後にたどり着くのは
神の元であることを象徴しています。
ゴールドラッシュに沸く
1849年に創建されたこの大聖堂には、
キース・ヘリングの作品が置かれています。
The Life of Christ
キリストの生涯
(1989年作 ブロンズ 祭壇)
Keith Haring
キース・ヘリング (1958年ー1990年)
31歳で夭逝した孤高の画家。
ペンシルバニア州で生まれた
キース・へリングは、
1980年
ニューヨークの地下鉄構内で
広告掲示板に紙を張り、
その上にチョークで絵を描く
“サブウェイ ドローイング”
と呼ばれる活動を始めます。
シンプルなラインで
リズミカルに描かれた絵は、
通勤客の間で評判となりました。
キース・へリングは
一気にストリートアートの先駆者に ・・・
しかし、絶頂のさなか
エイズによる突然の死 ・・・
マドンナ (1958年ー ) は、
同い年のキース・ヘリングに
こんな言葉を捧げています。
『キースと私は同じ境遇に暮らす
風変わりな二羽の鳥 ・・・
同じ世界にのめり込んで、
そこから刺激を受けてきた。』
グレース大聖堂には宗派を超えて、
誰でもがエイズで亡くなった人たちへ
祈りを捧げることができる礼拝堂が設けられています。
実は、グレース大聖堂が行っている
様々なエイズキャンペーンに、
多大な支援を続けている
日本人女性がいるそうです。
そのことを教えてくれた
グレース大聖堂広報の女性は、
その女性の意思を尊重してか、
頑なに名前を明かそうとしませんでした。
Yoko Ono Lennon
オノ・ヨーコ (1933年ー )
私は
『その女性はオノ・ヨーコですか?』
という質問をぶつけてみました。
広報の女性は否定することなく、
少しうなずくような表情で微笑んでいました。
JFK-World
彼からは絶望のどん底の時に生き抜くすべを教えられたかな~懐かしいわ。
いいですね。