アユタヤ ・・
バンコクからチャオプラヤー川を遡るように北へおよそ 80キロ ・・
中州に広がる世界歴史遺産です。 (1991年登録)
そこは、かつて 「水の都」、「無敵の都」 と言われた歴史都市。
クメール人のアンコール王朝を滅ぼし、
さらにタイ民族初の統一国家となったスコータイ王朝を吸収して、
14世紀半ばから400年以上繁栄を謳歌したアユタヤ王朝の都。
アユタヤ王朝の創始者 ・・
初代国王 = ウートン王 (在位1351年ー1369年)
「ウートン」 とは 「金のゆりかご」 を意味するそうです。
ウートン王は、
チャオプラヤー川、ロッブリー川、パーサック川という
3つの河川を濠で結び、
交易都市として、また城塞都市としてのアユタヤ王朝を築きました。
インドと中国の中間に位置するアユタヤは、
様々な交易による繁栄を極め、数多くの寺院が建てられました。
しかし、1767年、
隣国ビルマによる破壊により一度は廃墟と化します。
その後、現タイ王朝のラーマ5世、6世の時代に復興が進み、
アユタヤは蘇りました。
繁栄と破壊の美学 ・・ アユタヤはそんな印象です。
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