24年間ありがとうございました。聴いてくださった皆様と夕方の日常をご一緒できたことを出演者スタッフ一同から改めて御礼申し上げます。 #daycatch pic.twitter.com/2zzw2l58JH
— TBSラジオ 荒川強啓 デイ・キャッチ! (@daycatch_tbs) 2019年3月29日
TBSラジオで平日15時30分から放送していた『荒川強啓デイ・キャッチ!』が先月29日を以て終了してしまった。特に強啓さんの公私に問題がある訳でもなく、特にマンネリ化した訳でもないのに終わってしまった。斯く言う自分自身も一時期ではあれデイキャッチを聴き入っていたことがあるだけに名物番組の終焉は寂しさを感じる。
思えば前身の若山弦蔵さんによる「お疲れ様5時です」からバトンを受け継いできただけに、この時間帯に思い入れがあるリスナーさんは沢山いると思っている。況してやデイキャッチは政治や社会問題に深く斬り込んでいただけに尚更だったと思う。
ただ、下衆の勘繰りで捉えれば、その政治に関して辛辣な態度を貫いていたことが突然の終了に繋がったのではないかと思っている。特に現政権はメディアに対して異常なほどに執着しているから、その中で異質に映るデイキャッチが目の上のタンコブだったと解釈しても間違っていないと思える。
然し乍ら、たとえデイキャッチを終焉に追い込んでも、まだTBSラジオには強敵がいる。
そう。元TBSの局アナで名物番組でもあったニュースステーションの初代キャスターでもあった久米宏さんの番組【久米宏ラジオなんですけど】。
この番組では来年に迫った東京オリンピックを中止するべきだと以前から発言してきただけに、その候補地選びから携わってきた現政権のトップである総理大臣としては決して許せる存在ではないと思う。
とはいえ、未だに動きがないのは弁が立つ久米さんに相対できるだけの能力がないからだと思う。
いくら久米さんであっても、公共の電波で政権の批判をするのは覚悟がいることな筈で、それなりの対応ができるだけの準備をした上で発言している。たぶん総理から様々な質問を受けても冷静に全て答えられるし、逆に政権にとって痛い部分を突いてくると思う。そこで総理が激昂する訳にもいかないし、あからさまに久米さんの番組を批判することもできない。仮にそんな展開になっても久米さんは冷静に反論してくるだけの度量があるので下手に手を出せない。
ただ、久米さんも元(もと)なだけに局の絶対権を握っている訳ではないからトップの判断で幾らでも変えることができてしまう。況してや最近になってトップが新しくなったばかり。4月の改編期は乗り越えられたとしても10月の改編期を乗り越えられるとは限らない。
然し乍ら、もし“その時”が来たら、久米さんのことだからブチ撒けると思う
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