◎誰でも立候補できない。但し、供託金は不要の続きです。
この国の国会を含めて、議会が正しく機能していないのは、議員になることへのルートがバラバラなことがあると思います。被選挙権と供託金さえあれば誰でも、どんな立場でも、どんな経験値でも当選すれば議員になれてしまうんです。
私は以前から政治家を目指す者は自治会や町内会から始めるべきだと書いてきましたが、目の前にいる相手が抱える問題すら解決したことがない人間に議員が務まる訳がないんです。経験値がないのですから当然でしょう。
そんな現実があるから、しっかりと自治会や町内会から政治家を目指し市区町村議会議員、都道府県議会議員を経て国会議員になった人と昨日まで何をしていたのか判らないのに或る日に突然議員になった人との意見が合わないんです。
勿論、個々に考え方があるのは当然ですが、国民の代表として働く以上、基礎知識と経験値は必要なんです。議員の誰もが国を良くする為に政治家になったのであれば、同じ経験を経て政治家にならなければならないんです。
現在の国会議員には世襲議員が結構な割合で存在しています。所詮、親の跡を継いだだけであって、政治家としての基礎知識も経験値もないのですから話が合う筈がありませんし、常識外れなことを言い出すんです。そりゃ、どれだけ国会を開いても仕事が進まない筈ですって。
飛び入りも飛び級も世襲も不可能にし、政治家を目指す者は有名無名問わず、誰もが自治会や町内会からスタートさせるべきでしょう。
後述でも改めて触れますが、最低でも20年間の下積みは必要です。被選挙権が20歳から与えられても、実際に国会議員として立候補できるのは40歳からにするべきなんです。それまでは市区町村議会議員や都道府県議会議員を務めて経験値を重ねるべきなんです。
◎最低でも20年間は下積みをする に続きます。