裁量権によって不交付が実現できるとなると、場合によっては相当数の教員が免許を失う事態も有り得る訳です。また、それによって補充が儘ならない場合、残された教員に業務の皺寄せが来て嫌気が差して辞めてしまうことも考えられます。猥褻教員に対する策も大いに必要でしょうが、それに付随することも同時並行で考えるべきでしょう。わいせつ教員の免許再取得、各教委の裁量で「不交付」可能に…新法骨子案https://t.co/HjeRxULaSg#政治
— 読売新聞オンライン (@Yomiuri_Online) April 12, 2021
ただでさえ昨今の教員の業務の多さが問題視されています。その背景が引き金となって猥褻行為に走ってしまった場合もあるでしょう。だからこそ業務の見直しや新たに教員になる人材への支援や法律の緩和もセットで考えなければなりません。猥褻教員がいなくなった万歳だけで済ませてしまっては空洞化を齎すだけです。
また、学校以外の選択肢の手段も考える時期だと思います。学校という閉鎖された世界故の問題が根強く存在しており、その代表がイジメ問題です。これを改善するには学校だけではなく其れ以外の選択肢を用いないことには話が前に進まないと思います。
然し乍ら、今回の法律改正が実現できなければ全て水泡に帰すことになります。与野党一致で可決成立を目指してほしいものですが、とにかく現政権与党の不甲斐なさが常に火種として燻っているだけに、またぞろ良からぬ問題が出てきてしまうと審議拒否で廃案にされてしまう可能性が高まります。
正直なところ、この問題は現政権与党ではなく解散総選挙後に誕生した政権へ委ねたいですね。屋台骨が不安定な政権に任せて中途半端で廃案になるなら信を問うた後の政権に任せるべきです。
ただ、それには有権者が政治に関心を持ち、しっかりと投票行動を起こさねばなりません。いつもの様に信頼できないから棄権という選択をすれば元の木阿弥で何一つ話は先に進みません。それで困るのは我々国民なんですから危機感を持ってもらいたいです。
政治家は雨後の筍の様に生えてくるものではないんです。我々国民の代表が担っているんです。その国民が不甲斐なければ不甲斐ない政治家しか誕生しないんです。それを忘れてはなりません✊。