斯く語りき

思ったこと、感じたことを書いています。

まぁ、そうでしょうねぇ

2021-02-17 21:45:00 | 政治関連
以前にも書きましたが、森喜朗・東京オリンピック組織委員会会長(既に辞任)は現政権与党との直接的な繋がりがないとはいえ殆ど同様な立場にいる訳ですし、況してや辞任したとはいえ組織委員会のトップでもあった訳ですし、更に付け加えれば其のオリンピックを司る日本オリンピック委員会(JOC)と国際オリンピック委員会(IOC)との癒着が世界的レベルで露呈してしまった現実があるとなれば、全くの無報酬で大役を担うとは思えないんです。

考えてみて下さい。

例えば貴方の身内が何らかの重要な組織のトップを無報酬で担っていたとすると、その活動費は全て持ち出し=自腹になる訳です。勿論、その活動内容にもよるでしょうが、トップともなれば付き合いもありますし、遠方に出張することだってあるでしょう。



一昔前の羽振りの良い時代ならば無報酬であっても足代などは余裕で組織側が負担できたでしょうが、この御時世では出ても雀の涙にしかならない筈ですし、トップとなれば自己負担が当然と思われても仕方がないと思うんです。

まぁ、それなりの立場(家系)で多少の自腹なんて痛くも痒くもないのであれば其れも由とするでしょうが、そんな人たちなんて滅多にいませんし、そんな人たちに重鎮を任せてしまっていたことが今日の悪しき現実を生み出してしまったんですから、大概は無報酬で持ち出しばかりの役職ならば家族から文句が出てくるでしょう。況してや失言ばかりの性格であれば尚更です。



作家であり評論家の古谷経衡氏の記事に拠れば※森氏の家系は豪農だそうで、基本的には何ら困っていない立場になります。だからこそ家族は彼が失言しても今までは黙っていたと思うのですが、さすがに今回は国内だけでは留まらず世界へも発信してしまった訳ですから文句が出たのでしょう。※リンク先を参照しています。

そんな立場である森氏であれ、表向きは無報酬と謳っていても背後で相当なものを受け取っていたんです。冒頭でも触れましたが、余りにも現政権与党との繋がりが強すぎる環境下です。本気で無報酬を貫くことに期待するほうが野暮っていうものでしょう。



だからといって今後のことを踏まえたら組織のメンバーは総取っ替えが必要なことに違いはありません。その為には次の衆議院解散総選挙に於いて結び付きのある現政権与党を徹底的に潰さないといけません。悪しき慣習を断ち切り、一度更地にして出直さねば同様の問題は何度でも起きます😔。