斯く語りき

思ったこと、感じたことを書いています。

きちんと裏付けが取れているじゃないですか(呆れ)

2020-03-15 00:00:00 | 社会部
どれだけ事業者が対策を施していても、そこにアクセスできる“端末”がある限り不特定多数へと繋がる扉は開かれてしまう訳です。どれだけフィルターを適用しようとも、インターネットに繋がる端末があれば、不特定多数へと繋がる扉は開かれてしまうんです。

端からネットに繋がらない端末しか所持できなければ、彼らが危ない世界へと足を踏み入れることは基本ありません。勿論、狡猾な人間であれば他の手段を用いてでも接触を謀るでしょうが、そうさせる前に彼ら全体の携帯熱(=興味)が冷めてしまって、それらに通ずる様々な事柄も機能しなくなります。

それくらいの大鉈を振るわないと、彼らを犯罪から守るなんてことはできません。小手先ばかりの生温いことだけで済まそうとするから鼬ごっこになるんです。

各キャリアには未成年の利用がないと困る、若者がガンガン使ってくれないと儲けにならないという思惑があります。シニア世代なんて金銭的な余裕はあっても使い熟せないので大きな儲けにはならないからです。

確かに企業ですから儲けを出すことは必要です。それに対しての異存はありません。

然し乍ら、社会的な道徳の面に於いて、これだけ社会問題となっていることに対して経営方針を変えるのも必要だと思うのです。未成年者の将来の為に、彼らには一定の端末しか提供しないという判断をするべきだと思うのです。

第一、少子化であれば元々のパイは少ない訳ですから屋台骨が折れるとは思えません。況してや僅か十数年の期間だけの制限になるので、そこから外れたら一般の契約となり、その後は多くの利用料が見込めるのです。

また、このキャリアは未成年の未来に対して真剣に対処してくれたという実績ができれば、それが信頼となり更に多くのユーザーを獲得できるのに、どうしてそれができないのでしょうか。

話が少し逸れますが、世界の端末のOSの統計ではAndroidが圧倒的でiPhoneは限られています。本来、iPhoneは高価で簡単には手に入らないものであり、Androidしか持てない筈なんです。そこから考えても、iPhoneが突出している日本は異常だと思います。

また、端末を所持できる様になるまで、所持することになった時でも親からの厳しい約束を結ばされます(アメリカは厳しい様です)。先にも触れましたが、未成年には社会的信用がないので基本的には親からの貸与という形で端末を所持できているのです。そうなれば全ての責任を負う立場の親から厳しい約束を課せられても仕方がないんです。

そもそも携帯端末は“コミュニケーションツールの1つ”に過ぎず、基本は生の会話であって、その補助的な役割が携帯端末であるべきです。生の会話をすれば言葉遣いをはじめ言葉の裏側や気持ちが判り、如何に文字で伝える際に注意を払うかを体感できますし、そうした経験が身に付いていれば滅多なことでは振り向かないんです。

警察が事なかれ主義である以上、彼らが率先して端末利用に制限を設けることにはなりません。だからこそキャリア側が大鉈を振るうべきだと思うのです😔