2024年の夏も暑かった・・・ような気がします。
さて、地球温暖化により、地球の平均気温は上昇し続けています。21世紀末までには気温がさらに2~4℃上昇すると考えられており、その影響によって生態系や食料生産などへの影響は大きくなると予測されています。すでにここ数年はいろいろな農産物に影響がでて食料品が値上げになったりと。
そんななか、どうすれば地球温暖化に対処できるのか。なかなかとんでもない方法を提案した研究チームがあります。
なんと米国・ユタ大物理・天文学部の研究チームが、2023年2月8日付の科学誌「PLOS Climate」に「月の一部を爆破して作ったダストで太陽光を遮断する」という方法を発表。
つまり、「太陽からのエネルギーを地球到達まえに少なくしてしまえ」ということ。
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これは過去の研究で、「地球に降り注ぐ太陽放射を1.8%減らせば、温暖化の流れを逆転できる」ということから、研究チームは、地球と太陽の間にダスト(塵)をバラまくことで、太陽光を遮断できないか研究。
最初に考えた案は、「人類が作った宇宙構造物(宇宙ステーションよりも少し小さい)を地球と太陽の間の位置で公転させ、そこからダストをバラまく」という案。
ただし、過去にどこかの政府が「補助金」をバラまいたように、ただバラまけばいいというものではありません。重要なのは、「太陽エネルギーを遮断できるような適切な位置でダストをバラまく」こと。
研究チームはコンピュータモデルを使って、宇宙構造物を「ラグランジュ点(天体と天体の重量で安定するポイント)」に配置。そこからダストをバラまけばいいとのシミュレーション結果がでます。
しかし、最大の問題。バラまくためのダストをどこから用意するのか?というもの。その量は年間1000万トン以上。その量を地球から宇宙構造物に供給し続けるには、天文学的なコストと労力と技術力が必要。
では、どうするか?ということで考えたのが、「月の一部を爆破する」というものでした。
私が漫画「宇宙兄弟(小山宙哉さん/講談社)」から仕入れた知識では、月面は厚さ数m~数10mの「レゴリス」と呼ばれるガラス成分を含んだダストの層に覆われています。
研究チームはダストを得るために月面を爆破するなどして大規模な掘削を行い、そこで得られた大量のレゴリスをカタパルトのような機械で打ち上げるというもの。月の重力は地球の約6分の1のため、打ち上げに必要なコストは少なくて済みます。
打ち上げられたレゴリスは時間とともに散ってしまい、シミュレーションでは1度の打ち上げで最大約1週間の効果。
しかも、約1週間の効果ですから、定期的な供給が必要。でも、レゴリスは太陽と地球の軌道を周回するため、いずれは供給する間隔も広がることでしょう。
現実的には月を爆破したり掘削したりするということは難しいでしょう。研究チームも、「今回の研究は可能性を探ることが目的」だとのこと。
ただ、将来、月を破壊することはともかくとして、何らかの方法が考えられるかもしれません。
そもそも、「温室効果ガス排出削減」を最初に実行しなければならないのですが・・・。地球温暖化ストップをすぐに実行するには「月の破壊」もやむを得ないのかも知れません。
いまのうちにお月さんを見ておいた方がいいかも???
本日も、拙文最後までお読みいただきありがとうございます。
今日という日がみなさまにとって、よい一日になりますように。
また、明日、ここで、お会いしましょう。それではごめんください。
さて、地球温暖化により、地球の平均気温は上昇し続けています。21世紀末までには気温がさらに2~4℃上昇すると考えられており、その影響によって生態系や食料生産などへの影響は大きくなると予測されています。すでにここ数年はいろいろな農産物に影響がでて食料品が値上げになったりと。
そんななか、どうすれば地球温暖化に対処できるのか。なかなかとんでもない方法を提案した研究チームがあります。
なんと米国・ユタ大物理・天文学部の研究チームが、2023年2月8日付の科学誌「PLOS Climate」に「月の一部を爆破して作ったダストで太陽光を遮断する」という方法を発表。
つまり、「太陽からのエネルギーを地球到達まえに少なくしてしまえ」ということ。
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これは過去の研究で、「地球に降り注ぐ太陽放射を1.8%減らせば、温暖化の流れを逆転できる」ということから、研究チームは、地球と太陽の間にダスト(塵)をバラまくことで、太陽光を遮断できないか研究。
最初に考えた案は、「人類が作った宇宙構造物(宇宙ステーションよりも少し小さい)を地球と太陽の間の位置で公転させ、そこからダストをバラまく」という案。
ただし、過去にどこかの政府が「補助金」をバラまいたように、ただバラまけばいいというものではありません。重要なのは、「太陽エネルギーを遮断できるような適切な位置でダストをバラまく」こと。
研究チームはコンピュータモデルを使って、宇宙構造物を「ラグランジュ点(天体と天体の重量で安定するポイント)」に配置。そこからダストをバラまけばいいとのシミュレーション結果がでます。
しかし、最大の問題。バラまくためのダストをどこから用意するのか?というもの。その量は年間1000万トン以上。その量を地球から宇宙構造物に供給し続けるには、天文学的なコストと労力と技術力が必要。
では、どうするか?ということで考えたのが、「月の一部を爆破する」というものでした。
私が漫画「宇宙兄弟(小山宙哉さん/講談社)」から仕入れた知識では、月面は厚さ数m~数10mの「レゴリス」と呼ばれるガラス成分を含んだダストの層に覆われています。
研究チームはダストを得るために月面を爆破するなどして大規模な掘削を行い、そこで得られた大量のレゴリスをカタパルトのような機械で打ち上げるというもの。月の重力は地球の約6分の1のため、打ち上げに必要なコストは少なくて済みます。
打ち上げられたレゴリスは時間とともに散ってしまい、シミュレーションでは1度の打ち上げで最大約1週間の効果。
しかも、約1週間の効果ですから、定期的な供給が必要。でも、レゴリスは太陽と地球の軌道を周回するため、いずれは供給する間隔も広がることでしょう。
現実的には月を爆破したり掘削したりするということは難しいでしょう。研究チームも、「今回の研究は可能性を探ることが目的」だとのこと。
ただ、将来、月を破壊することはともかくとして、何らかの方法が考えられるかもしれません。
そもそも、「温室効果ガス排出削減」を最初に実行しなければならないのですが・・・。地球温暖化ストップをすぐに実行するには「月の破壊」もやむを得ないのかも知れません。
いまのうちにお月さんを見ておいた方がいいかも???
本日も、拙文最後までお読みいただきありがとうございます。
今日という日がみなさまにとって、よい一日になりますように。
また、明日、ここで、お会いしましょう。それではごめんください。