山:悲しいときー!
菊:悲しいときー!
山:夕日が沈んだときぃ!
菊:夕日が沈んだときぃ!
「悲しいときー!」は山田一成さん(左、ボケ・ツッコミ担当)と菊地秀規さん(右、ボケ・ツッコミ担当 )からなる2人組お笑いコンビ・「いつもここから」の交代で叫んだりツッコミをするといった、シュールなスタイルの代表的ネタです。なお、「ツッコミ暴走族」というネタもありますが、あのネタは字幕がないと私には何をいっているのか理解が出来ず、笑えません。
秋です。秋の夕暮れは早く、人の心に哀愁を誘います。カノン(パッヘルベル:3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ ニ長調 / 作曲:ヨハン・パッヘルベル)の美しい旋律と物悲しい絵のこのネタも私の心に哀愁を誘います。
人は誰しも生きている中で、いいこともあれば悪いことも起きます。失恋したり、人間関係でつまずいたり、仕事で失敗したり・・・と、落ち込んでしまうこともありますよね。そんな「悲しいとき」にやってはいけないのは、悲しいという感情を抑圧することだそうです。
悲しみがあったことから時間が経っていても、心には時間の概念がないため、時間が経ったからといって悲しみが解消されるなく、自分の気持ちから目をそらしたくなるため、心の中にしこりが残りやすいそうです。すると、いつまで経ってもすっきりせず、引きずってしまうことになりかねないそうです。悲しいときは、自分の気持ちを否定せず、しっかりと受け入れていくことが大切だそうです。
・思いっきり泣く
・紙に自分の気持ちを書き出す
・信頼できる人に心の内を話す
・無心で取り組めることをする(庭の草むしりや家の中を整理など)
さて、いかにも能天気的で、悩みなどなく、何も考えていないような私ですが、「悲しいときー!」はもちろんあります。つい先日も、「悲しいときー!」がありました。
ちょうど、使用開始から1年経過した、「歩いてつくろう日本地図! 新・平成の伊能忠敬」というゲーム万歩計があります。早い話が、歩数を距離に換算して、バーチャルに日本全国の海岸沿いを進むことで日本地図が完成させていくというものです。一時期、流行していましたが、最近はこのタイプのものはほとんどありません。ですから、時代は「令和」になっていますが、「平成」のままなのです。
私の道中は、東京を出発したのが、2019年9月24日。
ところが、10月のある週末の朝、履いていたズボンと一緒に洗濯されてしまったのです。洗濯終了後に気が付かれたときには、当然のように画面には何も映らず、スイッチにも反応することはありません。
ここまで、375日の間、約452万歩、距離にして約3164km歩いてきており、東京都~千葉県~茨城県~福島~宮城県~岩手県~青森県と歩き、北海道を歩いている途中ですが、ここでいきなり終焉の地となってしまいました。
ケースを外し、電池を抜いて、電池と基板を乾かし、半日放置して、再び組み立てたものの症状は改善されず、夜になってうっすらと液晶画面に何かしら表示が見られるものの、やる気のない週末のお父さんのごとく、ボタンの反応は良くなく、まったく機能されません。
もう、お父さんならば、回復するでしょうけど、これは回復の見込みなしと考え、別のタイプのゲーム万歩計「歩く遍路」という四国霊場88ヶ所、1,200Kmを歩く万歩計をネットで購入手続きをしました。
その「歩く遍路」が宅急便で自宅に到着するという、洗濯翌日の朝。なんと、平成の伊能忠敬が息を吹き返したのです。まさかの急展開での復活に嬉しさとともに、不要となってしまいそうなお遍路万歩計を購入してしまった・・・まさに、「悲しいときー!」だったのです。
が、喜び半分、悲しさ半分でしたが、やはり、平成の伊能忠敬はスイッチが利かず、歩数は記録されるものの、過去データなどは見られず、時間も修正できないままま・・・追い打ちをかけて、「悲しいときー!」でした。
さてさて、悲しみをしっかりと吐き出すことができたら、最後には自分を肯定し励ましてあげましょう。1日の中で少しの時間でいいですから、もうひとりの自分と対話するようなつもりで、「まさかあんなことになるなんて思わなかったよね。びっくりしたね、悲しかったね。でも、いつも一生懸命やっているから。誰よりも努力していたのを私は知っているから。今は辛いけど、ここからしっかり学んでいけば、もっと成長できるから大丈夫だ」というように話しかけてみます。
そうすることで、自分でも気づかない本音出てくることがあり、一人で抱え込まずにリフレッシュすることができ、徐々に元気を取り戻せるとのことです。
さてさて、「いつもここから」の2人ですが、1995年にバンドのメンバー募集で出会い、突如お笑いに目覚めて1996年7月に結成。地道なライブ活動を重ねた後、ネタ見せTV番組に起用されるようになってから、有名になりました。現在は2002年から現在も放送中のEテレ「ピタゴラスイッチ」にレギュラー出演しており、地方営業、BSや地方TV局出演で活躍しています。
その2人にはどうにも「売れたい欲」がないようで、「浮き沈みには慣れた(山田さん)」「僕らはこれといって出世欲もないしね(菊池さん)」とのことで、「ツッコミ暴走族」ネタの、「どけどけー! どけどけー! 邪魔だ邪魔だー!」のような、人を押しのけ笑いを取るタイプではないとのことです。そして、そのコンビ名「いつもここから」には、「初心忘れるべからず」の想いが込められているそうです。
人生は悲しいことだけでなく、嬉しいことがあって調子に乗っちゃうこともあり、初心を忘れてしまうときもあります。悲しいときでも、調子に乗ってしまった時でも、何かをやろうとしていた時の初心に戻って、自分を見つめなおすことは大事なことだと思います。
悲しいときー!
いつもここからの気持ちを忘れてしまったときー!
■外出の際は、手洗い、咳エチケット等の感染対策や、「3つの密」の回避を心掛けましょう。
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私のブログにお越しいただいてありがとうございます。また、明日、ここで、お会いしましょう。