記憶を失った街「パラダイム・シティ」で、ネゴシエイターとして働く男、ロジャー・スミスと、彼が乗り込む巨大ロボット、ビッグオーの活躍を描いた、1999年10月13日から2000年1月19日までWOWOWで放送されたロボットアニメ「THEビッグオー」。
基本的には紳士的な態度のロジャー・スミスですが、彼独自のルールを持ち、意外と短期。へそ曲がりな性格で、他人に自由を束縛されたり支配を受けることを激しく嫌う。
交渉人としての腕前はかなりのもので、依頼はたとえクライアント(雇い主)が死亡しても続けるなどプロ意識が強い(まるで、ゴルゴ13)。一方で、親しくなった人間にはよく本性を垣間見せる人物です(ここは、ゴルゴ13とは違います)。
しかしそれでも解決できない困難や身の危険が立ちはだかると、謎多き巨大ロボットビッグオーを操り障害を取り除く。
「雨の中、傘を差さずに踊る人間がいてもいい。自由とは、そういうことだ」
このセリフはファーストシーズン最終話(第13話)ラストのセリフです。
躊躇無く人を殺すアンドロイド「R・D」が、与えられた命令に従う自分の境遇を「人は皆、与えられた役割を生きている。それは、雨の中、傘を差すのと同じくらい当たり前のことだ」と例えたセリフに対するロジャー・スミスの返答です。
日本政府による新型コロナウイルスの緊急事態宣言が全面解除されてから、この間、新規感染者数が各地で再び増加傾向にあります。緊急事態宣言の効果で、ある程度は感染者数を減らしてきたのに、十分に感染者数を少なくする前に中途半端に解除することで、せっかくの効果を無にしていることを、ただ単に繰り返してしまっているため、何のための緊急事態宣言だったのかということになりかねないと考えています。
確かに政策的にいろいろと問題もあり、不満もうっ積してきていることも事実でしょう。
でも、自由とは、自分の意のままに振舞うことができる状態、またはその様が、自由の本質です。ただし、自由には取った行動に対する責任がつきものだと、私個人としては考えます。
責任を取る覚悟もなく、自由だけを主張するのは、自分本位すぎる考えだと思います。
雨の中、傘を差さずに踊って、結果、雨に濡れるのは自分の責任だということですから。
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今日がみなさんにとって、穏やかで優しい一日になりますように。そして、今日みなさんが、ふと笑顔になる瞬間、笑顔で過ごせるときがありますように。
どうぞ、お元気お過ごしください。また、明日、ここで、お会いしましょう。