今日は映画「ヘアスプレー」について。
これは割と好きな映画なので、これまでに何度か見たことがある作品です。
ミュージカル映画なので、ミュージカルが好きじゃない人はUターンですね。
今回観た作品は2007年版のものです。
オリジナル版は1988年に公開されていると言うことを、今回初めて知りました。
でも、オリジナル版から舞台化されて、今やミュージカル作品の定番とも言えますよね。
なので、妙に納得しました。
■あらすじ
この物語の舞台は1962年のアメリカ・ボルチモアです。
この町に住むトレイシーは、ちょっとぽっちゃりした見た目で明るい白人の女の子です。
学校が終わったら友達とダンステレビ番組『コーニー・コリンズ・ショー』を観るのが楽しみ。
そしていつか、この番組に出演しているリンクと一緒に踊りたい!というのが彼女の夢です。
ある日、この番組に欠員が出るので、オーディションを開催することが発表されます。
トレイシーも挑戦するのですが、見た目のせいで落とされます。
それでも、ある日行われたダンスパーティーに参加し、
番組の司会をしているコーニーに気に入られ出演が決定します。
番組に出演したところ、トレイシーは一躍人気者に!
一方でこのことを良く思わないプロデューサーのヴェルマ。
トレイシーはこのまま番組に出演し続けることができるのか…。
■感想
この物語は差別や偏見を扱った内容になっています。
黒人の子とも仲良くダンスをする主人公トレイシー。
でも、差別が色濃く残るので、番組には黒人の子は出ていません。
ブラックデーという決められた日にしか出演できないのです。
白人の子と同じダンスソングを選んだだけでも、
プロデューサーから文句を言われる。
そんな感じなんです。
でも、こういう典型的な差別だけではないんです。
トレイシーのお母さん・エドナは自分の体形や娘の体形を気にしている部分があります。
ずっと家の中で仕事をしていたから、人の目も気になると言って、
外に出るのを怖がっている節があります。
自分の中で、壁を作るっていうのも一種の差別的な考えですよね。
この映画を観ていると、当たり前は当たり前じゃないんだという気持ちになります。
物語の途中で、トレイシーの活躍を良く思わない番組プロデューサーのヴェルマに、
トレイシーのお父さん・ウィルバーも迫られてしまうシーンがあります。
でも、ウィルバーはセクシーに迫られても全然興味を持ってくれません(笑)
セクシー=魅力的
っていうイメージも、当たり前じゃないんですよね。
だって、その人にとって魅力的なのが、どんなものなのか違いますから!
ちなみにウィルバーは太った人にしか興味がないタイプみたいです。
だから、エドナも太っていることを気にしなくていいんですけどね。
エドナ役は
サタデーナイトフィーバー等の作品で有名なジョントラボルタが演じているんです
ウィルバー役は、クリストファー・ウォーケン。
様々な作品に出演しているので、名前は知らずとも一度は観たことがあると思います。
この他出演している人で、私がお!っと思ったのは、
リンク役の ザック・エフロン。
ハイスクールミュージカルシリーズでも主演を務めていました。
もう典型的なヒーロー感がある俳優さんですね。
あとは、コーニー・コリンズ・ショーのコーニー役も有名だと思います。
ジェームズ・マースデンという俳優さんで、
ディズニー映画の「魔法にかけられて」で王子様役を演じていた俳優さんです。
「幸せになるための27のドレス」も良かったですね。
こんな感じで結構有名なキャストが揃っています。
何より、トレイシー役のニッキー・ブロンスキーがキュートで好きです。
今はあんまり活躍されていないようなのですが、
明るい笑顔と愛くるしい動きが素敵です。
ミュージカルが苦手でなければ、絶対に見てもらいたい作品です。
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