ようやく一冊読み終わりました!!
今回読んだ本はチューザレ・パヴェ―レの「月とかがり火」です。
この本は、昨年?大阪天満宮の近くにある商店街へ行った時に、
出会った古本屋さんで購入した一冊。
なので、めっちゃボロボロ。
私が購入したのはこっちの方の表紙。
岩波から出ているのはこんな素敵な表紙みたいですね。
作家の方についても、作品についても全然知らなかったけれど、
タイトルに惹かれて購入しました(笑)
■あらすじ
舞台はイタリア。
主人公の青年は、私生児として生まれ、下男として過ごします。
その後、彼はアメリカへ渡り資産家に。
そんな彼が故郷へ戻り、懐かしい人々や風景と出会う物語です。
幼い頃から共に過ごしたヌート。
下男として生活していた家の姉妹たち。
時間を経て帰ってきた故郷の移り変わりが淡々と流れていきます。
■感想
イタリア文学の中でもかなり評価の高い作家と言うことでしたが、
私は全然知らず読みました。
読んでいる時はかなりキツイ感じがありましたが、
1章が短いので読みやすい方だとは思います。
過去現在を行き来していくのですが、
淡々と流れていく感じがしました。
読み終わっての感想は、いい作品なんじゃない?というものです。
残念ながらイタリア近代史はあまり詳しくないので、
理解できない部分も多々あったように思います。
主人公が故郷を離れている間、戦争が起こっているわけですが、
その激動の時代を理解していないときちんと読み解くことはできないのかな、
と感じました。
だから、読み終わってまずイタリア近代史を振り返りたくなりましたね!
イタリア、行ったことないけど、
読んでいる限りではすごく綺麗な風景が広がっているんだろうなと想像しました。
イタリアの近代史に興味のある方はぜひ読んでおいた方が良いと思います。
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