8月9日、水曜日。 曇り。
本日は78回目の長崎原爆忌です。 (黙祷)
先日8月6日、
NHKスペシャル「原爆初動調査 隠された真実」
という番組を観ました。
長崎の爆心地から数キロ離れ、直接被爆を免れた山間の西山地区でその後深刻な放射線被害が続いた事実。
当時行われた残留放射線の調査結果が米軍の一部の人間によって隠蔽され、「残留放射能は一切無かった」という全く別の結論が米議会で報告されたことが、その後の核兵器使用に関するモラルのベースとなったと知りました。
科学的な事実を当事者の思惑で捻じ曲げた結果が、核兵器が溢れる今の世界を作り出してしまったと考えると残念でなりません。。。
レズリー・グローブス中将
米マンハッタン計画の指揮者。
残留放射線の科学的エビデンスを抹消し、米議会が核兵器に対して抱いていた人道的懸念を封じたとされる。
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今週の週めくりカレンダー
空気なんか読むな
No need to read the atmosphere.
状況? 何が状況だ。 俺が状況を作るのだ。
(ナポレオン・ボナパルト)
ナポレオン・ボナパルト
(1769-1821)
フランス革命期の軍人、革命家。
フランス革命後の混乱を収拾し、軍事独裁政権を確立してフランス第一帝政の皇帝に即位してナポレオン1世となった。
フランス革命への干渉を図る欧州諸国とのナポレオン戦争を戦い、絶世期にはイギリス、ロシア帝国、オスマン帝国の領土を除いたヨーロッパの大半を勢力下に置いたが、対仏大同盟との戦いに敗れ、百日天下による一時的復権を経て、51歳のとき南大西洋の英領セントヘレナにて没した。(ウィキペディア要約)
「俺が状況を作るのだ!」
その生涯で幾多の勝利と敗走を経験したナポレオンがカレンダーの言葉を語ったのは、いかなる局面だっだのでしょうか???
隣国に戦争を仕掛ける口実を作り出した時かもしれませんし、或いは、冬将軍を前に不利な戦況を伝える部下に向かって言い放ったのかもしれません。
勿論、、、
流れに身を任せるのでは無く、自らにとって有利な状況を作り上げていくことは、国家にも個人にも必要なことでしょう。
但し、これが独善的なリーダーや、独裁者の手に懸ると、ロクな結果にならないものです。。。
Ich schaffe die Situation!
(吾輩が状況を作るのである!)
Я создаю ситуацию!
(私が状況を作るのだ!)
前述のグローブス中将もそんな一人と言えましょうか、、、
さて、次元は変わって我が国の首相殿、、、
財源問題は煙に巻きつつ、身を切る改革には蓋をしたまま、官僚の作り出す増税の流れに身を任せている様に見えてなりません。。。
「聞く力」が無いのなら、せめて世間の空気位は読まないと痛い目に合いますよ!
皆、怒っているのだよ!
(おまけ)
カレンダーでは「空気を読む」を「read the atmosphere」と直訳していますが、実際には次のような言い回しが近いそうです。
read between the lines
行間を読み取る。
take a hint
気を利かせる、機転を利かせる。
go with the flow
流れに従う、流れに身を任せる。
なるほどね、、、🙄
本日もご訪問頂きまして有難うございました。