俳句をはじめて35年になるが
これまで香川県以外での俳句会の経験は全く無かったが
ここに来て句会が目的で京都に行くことになった
令和2年からインターネットで嵯峨野を知り入会
ちょうどコロナが始まった年だったのだけど
先生と言える人も亡くなっており
令和元年は母も亡くなり
その年は愛犬3匹が亡くなった
年をとると孤独になって行くものだと
親の存在の後を埋めるものはなく
コロナは猛威をふるいステイホームを強いられていた
令和5年の暮
不意に嵯峨野同人の京都の中村優江さんの1冊の句集が届いた
句集「桂」
桂川のほとりの桂離宮のすぐそばの老舗の
和菓子店「中村軒」の女将さんが優江さんだ
私はさっそく読ませていただき
読み終えた後にほんとうに幸せな気持ちになった
が一番の感想であった
素敵な気持ちにさせていただいた御礼と感想のお手紙を書いた
優江さんからのご丁寧なお便りの
中村軒で月に一度句会をしているのでお越しください
とお誘いいただきとても嬉しかった
令和6年3月6日
やっと京都ではじめての中村軒での俳句会が叶うことになる
夢のようなひとときだった
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/b6/7ab6dc30f11651634180d0adacf24b13.jpg?1709900418)
お昼を皆さんとご一緒した後句会
主宰の才野洋先生のご指導
皆さんの俳句の一句一句が思い出となった
お昼にいただいた蛤汁に京都の浅い春の訪れを感じ
飾られていた素晴らしい雛飾りの数々(写真は一部であるが)
ちらし寿司
蛤汁
すべての雰囲気から出来た句だった
複数の方の選もいただき記念になった
大椀の蛤汁の濁りかな 裕美
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/28/624396a408eee5505529d85365f0c089.jpg?1709900765)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/7d/4b47cc47406519e9f5904526f3a1769d.jpg?1709901653)
お茶室をのぞむ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/71/c72bd28291147cb1d1b52ff3b25931ea.jpg?1709901728)
会も終盤に近づいた頃
優江さんが目の前でよもぎ餅を焼いて下さり
その鮮やかな色
香り
私の大好きな粒餡
お茶も美味しく
私の五感は喜びました
心より感謝申し上げます