登山やトレッキングのガイド・引率をするようになって、ずいぶん年月が経ちました。といっても、ほとんどが日帰りですし、低山が中心の仕事がほとんどです。
プライベートで自分の楽しみのために山に登る、ということをもう20年近くやっていないことに、気づきました
自営業に一つの区切りをつけた今年、何とか時間が融通できるようになったので、久しぶりに“自分のために”山に登ってみることにしました。
指導現場としても慣れ親しんでいる八ヶ岳。今回は、八ヶ岳の最高峰・赤岳への小屋泊一泊登山を敢行しました。
未明3:30
仮眠から起きて自宅を出発。とにかく高速道路が混まないうちに着きたい! でも、高速道路1,000円も終わってしまったので、八王子までは下道で、高速道路料金を節約。
朝7:00
美し森駐車場に到着。車を停め、荷物をチェックします。服装を整え、準備運動。久しぶりの“冒険”にちょっとドキドキ。いい歳をして…とちょっと照れくささも半分混じっていますが
天気は上々 ちょっと暑くなるかな? 八ヶ岳は、肝心の赤岳だけ雲がかかっています。しかもこれから発達しそうな気配の雲。いやぁ、カミナリだけは勘弁してほしいんだけどなぁ。
8:00
スタート。飽きるほど歩いた美し森(1,542m)をスタスタと登ります。羽衣池までは、まぁ、あっと言う間
9:15
「賽の河原(1,906m)」到着。奥に牛首山が見えています。
木陰は気持ちいいですが、日向はかなり強い日差し。休憩をとりたいポイントなのですが、ここは日陰がありません。しかも、登り始めからここまで、大量のアブ・ハエ・ブヨ・ハチにつきまとわれている状況 とても立ち止まれません。風が強い場所か、森林限界まで登るしかないのかなぁ・・・。
(下山してから気づきましたが、アブ・ブヨに、アンダータイツの上から10数か所やられていました)
10:15
「牛首山(2,280m)」到着。
ここは、過去に小学5・6年生を連れて10回ほど訪れています。が、記憶よりきつかったなぁ 山頂は針葉樹に囲まれていて、木立のすきまから権現岳がのぞける程度の眺望しかありません。立ち休憩をしてお隣の扇山へ。
10:40
「扇山」到着。ここも眺望はないのですが…。一応、尾根の上部に取りついた、と言っていいポイントです。しばらくなだらかな尾根道が続いたあと、いよいよ赤岳へのルートでも一番キツイと言われている“真教寺尾根”が斜度をあげてきます。
扇山を出て35分。うー、いかん、太ももが攣りそう ヤバイヤバイ。まだ先は長いし、無理は禁物。チョコチョコ止まり、太ももをマッサージしたり、たたいたり、酸素タブレットを食べたり・・・とにかく足が攣るのだけは勘弁
12:00
遠目にも見えていた縞枯帯が出てきたところで、静岡県から来たという5人組のパーティーに遭遇。
聞けば、今日明日の行程が私とまったく一緒。こりゃ、ちょっとうれしいな でも、ちょっと時間がかかりそう。しばらくおしゃべりしながら歩きましたが、一枚目の大きなクサリ場を無時越えたようだったので、お先に登ることにしました。
かなりキツイ登りで、ゼーハーしてましたが、静岡チームとおしゃべりしたり休憩したおかげで、ちょっと時間はかかりましたが、足取りが軽くなりました。
ここまで天気がよかったのですが、だいぶガスが出てきました。ありゃりゃ、山頂からの眺望はのぞめないかもしれないなぁ
13:30
キレット方面と赤岳方面への分岐点に到着。赤岳の山頂はあと少しです。でもクサリとハシゴの連続なので、気をぬかないようにっと。
ほどなく行くと、正面には赤岳、左手には文三郎尾根方面から登ってくるパーティーが見えてきます。うん、やっぱり夏休み最初の週末。たくさん登って来てるなぁ。
13:50
「赤岳(2,899m)」到着。周囲は・・・ガス。周囲は真っ白。しょうがない。私が着いたときは5~6人程度だったけれど、あれよあれよという間に、登山者が増え、15:00頃には20人ほどがいつも立っている感じ。途中で追い抜いた静岡チームも、ほどなく到着。“どーもどーも、お疲れさま”とごあいさつ。
記念写真を撮ってもらい、赤岳頂上山荘に移動。前日に予約しておいたので、チェックインはスムーズでした。1泊2食付き。夕食は17時。消灯は20:30。朝食は翌朝5時。
寝るスペースは2畳に3人。と説明を受けました。
この山荘は、数年前に小学6年生40人と泊った、思い出の場所。しばらく思い出にふけりながらしんみり…と思っていましたが、食堂で販売している生ビールの誘惑にあっけなく負けて、ひとりでカンパイ 一杯目を飲みほしてホケーッとしていたら、静岡チームが食堂へ。すっかり仲間にまぜてもらって二回目のカンパイ。
夕食は、これまた思い出の生姜焼き。おいしかったなぁ むさぼるように食べていた小学生たちの「うめぇ~」という声が耳の奥に蘇ります。あのときは思わず涙が出そうだったものな。
食後は、消灯まで時間があるので、外へ出てマッタリ。ガスは相変わらずひかず景色はのぞめませんが、いろいろなパーティーが交流しています。私はひとりで岩の上に座って、ぼんやりとしながら寝酒を一杯。
明日の日の出は4:35。拝めるかなぁ。おやすみなさい
プライベートで自分の楽しみのために山に登る、ということをもう20年近くやっていないことに、気づきました
自営業に一つの区切りをつけた今年、何とか時間が融通できるようになったので、久しぶりに“自分のために”山に登ってみることにしました。
指導現場としても慣れ親しんでいる八ヶ岳。今回は、八ヶ岳の最高峰・赤岳への小屋泊一泊登山を敢行しました。
未明3:30
仮眠から起きて自宅を出発。とにかく高速道路が混まないうちに着きたい! でも、高速道路1,000円も終わってしまったので、八王子までは下道で、高速道路料金を節約。
朝7:00
美し森駐車場に到着。車を停め、荷物をチェックします。服装を整え、準備運動。久しぶりの“冒険”にちょっとドキドキ。いい歳をして…とちょっと照れくささも半分混じっていますが
天気は上々 ちょっと暑くなるかな? 八ヶ岳は、肝心の赤岳だけ雲がかかっています。しかもこれから発達しそうな気配の雲。いやぁ、カミナリだけは勘弁してほしいんだけどなぁ。
8:00
スタート。飽きるほど歩いた美し森(1,542m)をスタスタと登ります。羽衣池までは、まぁ、あっと言う間
9:15
「賽の河原(1,906m)」到着。奥に牛首山が見えています。
木陰は気持ちいいですが、日向はかなり強い日差し。休憩をとりたいポイントなのですが、ここは日陰がありません。しかも、登り始めからここまで、大量のアブ・ハエ・ブヨ・ハチにつきまとわれている状況 とても立ち止まれません。風が強い場所か、森林限界まで登るしかないのかなぁ・・・。
(下山してから気づきましたが、アブ・ブヨに、アンダータイツの上から10数か所やられていました)
10:15
「牛首山(2,280m)」到着。
ここは、過去に小学5・6年生を連れて10回ほど訪れています。が、記憶よりきつかったなぁ 山頂は針葉樹に囲まれていて、木立のすきまから権現岳がのぞける程度の眺望しかありません。立ち休憩をしてお隣の扇山へ。
10:40
「扇山」到着。ここも眺望はないのですが…。一応、尾根の上部に取りついた、と言っていいポイントです。しばらくなだらかな尾根道が続いたあと、いよいよ赤岳へのルートでも一番キツイと言われている“真教寺尾根”が斜度をあげてきます。
扇山を出て35分。うー、いかん、太ももが攣りそう ヤバイヤバイ。まだ先は長いし、無理は禁物。チョコチョコ止まり、太ももをマッサージしたり、たたいたり、酸素タブレットを食べたり・・・とにかく足が攣るのだけは勘弁
12:00
遠目にも見えていた縞枯帯が出てきたところで、静岡県から来たという5人組のパーティーに遭遇。
聞けば、今日明日の行程が私とまったく一緒。こりゃ、ちょっとうれしいな でも、ちょっと時間がかかりそう。しばらくおしゃべりしながら歩きましたが、一枚目の大きなクサリ場を無時越えたようだったので、お先に登ることにしました。
かなりキツイ登りで、ゼーハーしてましたが、静岡チームとおしゃべりしたり休憩したおかげで、ちょっと時間はかかりましたが、足取りが軽くなりました。
ここまで天気がよかったのですが、だいぶガスが出てきました。ありゃりゃ、山頂からの眺望はのぞめないかもしれないなぁ
13:30
キレット方面と赤岳方面への分岐点に到着。赤岳の山頂はあと少しです。でもクサリとハシゴの連続なので、気をぬかないようにっと。
ほどなく行くと、正面には赤岳、左手には文三郎尾根方面から登ってくるパーティーが見えてきます。うん、やっぱり夏休み最初の週末。たくさん登って来てるなぁ。
13:50
「赤岳(2,899m)」到着。周囲は・・・ガス。周囲は真っ白。しょうがない。私が着いたときは5~6人程度だったけれど、あれよあれよという間に、登山者が増え、15:00頃には20人ほどがいつも立っている感じ。途中で追い抜いた静岡チームも、ほどなく到着。“どーもどーも、お疲れさま”とごあいさつ。
記念写真を撮ってもらい、赤岳頂上山荘に移動。前日に予約しておいたので、チェックインはスムーズでした。1泊2食付き。夕食は17時。消灯は20:30。朝食は翌朝5時。
寝るスペースは2畳に3人。と説明を受けました。
この山荘は、数年前に小学6年生40人と泊った、思い出の場所。しばらく思い出にふけりながらしんみり…と思っていましたが、食堂で販売している生ビールの誘惑にあっけなく負けて、ひとりでカンパイ 一杯目を飲みほしてホケーッとしていたら、静岡チームが食堂へ。すっかり仲間にまぜてもらって二回目のカンパイ。
夕食は、これまた思い出の生姜焼き。おいしかったなぁ むさぼるように食べていた小学生たちの「うめぇ~」という声が耳の奥に蘇ります。あのときは思わず涙が出そうだったものな。
食後は、消灯まで時間があるので、外へ出てマッタリ。ガスは相変わらずひかず景色はのぞめませんが、いろいろなパーティーが交流しています。私はひとりで岩の上に座って、ぼんやりとしながら寝酒を一杯。
明日の日の出は4:35。拝めるかなぁ。おやすみなさい
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