絵本の会がらがらどん

絵本・紙芝居研究。毎年11月には小学校訪問があり、11月の記録にはその本のタイトルなどをアップしています。

市立幼稚園図書室を考える・その2

2007年05月29日 | Weblog
1 園側が指示して変えたものではないと、連絡が来ました。

2 では、誰が変えたのか。今年の委員さんが不本意な様子でダンボールから絶版本を書棚に入れているその現場に私たちが居合わせたのですから、今年の委員さんの主体的な意思ではない、ということになります。

3 去年の委員さんが年度の変わり目にやったと仮定しましょう。それでは上記2のことについては、去年の委員さんの申し送りで絶版本が棚に入れられた、ということでしょうか。

4 去年書棚にあった本はどこにいったのか。バザーの時期ではないのだからダンボールに入ってどこかにあるはずですね。

5 ああいう書棚にするためには、誰かリストを作った人がいるはずです。慣れない方には振り分けることさえ出来ないと思います。

6 園長の写真を飾るのは、園や地域の判断されることで構わないと思います。私にはあまり関係ないのです。「立場が逆だ」と書いた先回の投稿は一般的にそういう意見もある、ということを言わせていただきました。

7 個人的に、数人の先生にすごく嫌な思いがあるから批判しているわけではありません。ちょっと嫌いだけどね。その方たちの気持ちも一市民として尊重しなくてはならない、と前回書きました。第一、人の好き嫌いと本の構成は関係ないですね。
 利用のある図書室になることを願って 委員さんたちは多忙な時間を割いて活動されるのですから、皆で知恵を絞ってそうなるようにサポートしてあげたらどうでしょうか。

8 「本に熱心な人の意見を聞く」ことで間違いが起こったのですから、「あんまり熱心でない人の意見を大切に」した方がいいし、そういう方が利用することによって利用が広がるのです。子どもの権利条約には「子どもの意見を尊重する」というようなことも書かれているのですから、大人だけでなく子どもの意見を取り入れたらどうかと思います。

9 たいてい、絵本講座は「最後は子どもたちに聞いてみましょう」で終わります。その言葉を発する講師は「絵本に熱心」「子どもを大切にしている」と尊敬されます。で、実際に聞いてみる代わりに利用状況を見るのもある種の方法です。子どもの利用がないということは、それは子どもの声なき声の返事で、良い本だけ揃えた書棚はダメだということになりはしないでしょうか。
11年で切って書いたのが「新潟11年間の実験とその失敗」です。

10 派閥の争いのようなとらえ方はなさらない方が良いと思います。いろんな考えの方がいて、それぞれが変わっていくからです。

11 一度に他の子どもに渡せるように複本が多いのだということですが、それでは他の園も複本を5,6冊揃えておられるのでしょうか。それから、去年のこの図書室はあってもせいぜい2冊の複本でした。そのことは逆に問題だったのでしょうか。

12 言い立てられて地域の方が不快に思う、というお気持ちはわかりますが、それは透明性が高いということで、現代では逆にとても進歩的と自慢していいことではないかと思います。開かれた図書室です。でも、大方の違う方から見れば嫌なことかも知れませんね。すみません。ただ、外部の人間が入るのは、風通しをよくするためでもあると思えるのですが。


いずれにせよ、園と委員さんの対等な話し合いでなされたのなら、結構なことです。棚の中から読んであげることは続けたいと思っています。
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