絵本の会がらがらどん

絵本・紙芝居研究。毎年11月には小学校訪問があり、11月の記録にはその本のタイトルなどをアップしています。

絵本の個別読み聞かせ

2006年01月16日 | Weblog
1月14日。保育室。読み手3人。下の図書館から絵本を30冊程度持ち込みました。子どもは、親子連れ2組と別の種類のボランティアさんに連れられた子ども二人が一組。みな園児~小学生の子どもでした。一組は私たちが本選びで不在の間に部屋に来られたが留守だったので帰ろうとしていたところでした。
カーペットを敷き、絵本をカーペットの上にわさわさと並べました。ボランティアとお客様が輪になってすわり、その流れでボランティアは読むとき椅子に座らずその座ったままの場所で読みました。

どうぞ、好きなのを選んで下さい、といったら、「がたたんたん」「さつまのおいも」のリクエスト。これを選んだAさんが両方読みました。次は、と声をかけたら「ふくろにいれられたおとこのこ」をと言われました。これもAさんおすすめでしたが、Aさんちょっと疲れたので代りにBさんがよみました。Bさんはこれを自分で読むのは初めてでしたが、人が読んだのを聞いたことがありました、ただ十年くらい前のこと。ピトシャン・ピトショというのが舌がもつれるのです。子どもたちは関係なく一生懸命聞いていました。
次は、と尋ねて、「おかあさんとこども」を、と言われました。これはBさんが選んで持ってきたのでBさん。以前どこかで読み聞かせしましたが、仕掛けの開く部分がどのタイミングで開くのか忘れていました。でも、だいたいでやりました。タイミングがちがうところもあったかな。
次は?で、子どもの声がなかったので、Bさんが「パパおつきさまとって」を選んでやりました。仕掛けのところは、隣にいたCさんに手伝ってもらって開いたりしました。
次は、と聞いたら、「てぶくろ」の指定がありました。Cさんが選んで持ってきたのでCさん。Cさんは入会間もないのですが、ちゃんと読めました。11時にはじまったのですが、ここまでで11時25分。

「今日はわらべうたかるたが用意してあるので、ちょっとやりましょう」といってエイデル研究所のかるたをしました。11時半までの予定でしたので、一組はすこしやって帰られました。
カルタの読み札がわらべうたなのですが、唄でなく、リズムだけで読んでいきました。お客様のうち一人高齢者の方が、わらべうたをいろいろ知っていてひとつひとつにいろんなことを教えてくれました。
子どもは絵を見て選んでいきます。読んでいる最中でも手をだすので、(ほんとうはそれが普通)、みんな読み終わってからとったらどうかと高齢の方がおっしゃり、そうしようとしたのですが、子どもには何のことか意味がよくわかりません。しばらくやっていたのですが、Bさんがふと気づいて「読み終わったら『おわり』っていうね」と「いないいないばあ、おわり」というふうに読むようにしたらうまくいきました。やりながら、「ぼくってさあ・・」と自分の流儀を話し出す子どももいました。
11時40分くらいに終わり。

本当は、「最初に希望の本をいくつか選んでもらっておいて、ボランティアがその順番を決めて、読む」という段取りだったのですが、いざお客さんを目の前にしてボランティアだけでちょこっと話し合うことは違和感があり。
指定されたら次々読むようにしました。聞く方も関係なかったみたい。
幼い子どもがいて、大きい子が長い本を指定されたら、幼い子どもが我慢できないだろう、という問題がありましたが、今回偶然同じような年頃の子どもが集まり、ラッキーでした。
そんな問題が起こったら、二手に分かれればよいのでは、という意見もありました。

Bさんはその後、徒歩10分くらいのところにある「みなとぴあ(博物館)」の紙芝居実演にむかいました。そうしたら、その高齢の方に連れられた男の子二人がまた来てくれて、「今日はお互いにハシゴで」と笑ってしまいました。

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