
ペープサート「なんのぼうし」について
平成23年8月記録 石倉恵子
絵本の会がらがらどんは、平成11年りゅーとぴあ開館記念事業の、第3回パペットカーニバルに参加することになりました。絵本の読み聞かせとして『まるまる』などの絵本の読み聞かせ、ストーリーテリング「ねずみのすもう」をプログラムに入れましたが、絵本の読み聞かせだけでは入場料をとることはできないという意見があり、オリジナル作品を作ろうと話し合い、石倉が原案を出しました。
作品は、時間のあるときを見計らって、会員みんなで作りました。ある程度の大きさが必要だと思われたので、平均してA3程度、一番大きい「ゆき」で全紙大くらいのサイズにしました。また、下の部分を隠すために、移動式洋服スタンドを購入し黒い布をかけて見えないようにしました。
操作方法は、それぞれ、最初に「ぼうしぼうし なんのぼうし」「わたしは○○、なんのぼうし」と歌いながら、ひとつのパーツを出します。次に「○○は○○は△△のぼうし」と歌い、もうひとつのパーツを出し、それにつづけてオチになる言葉を歌います。
カーニバルの後、12年ころは何度か実演をしましたが、その後、作品は会員さん宅に保管になりました。平成23年度に保管について再考の提案があり、その時に脚本を探しましたが、紛失してしまったことに気付きました。
それらを総合して考えた結果、作品はデジタル保存し本体は廃棄することになりました。脚本は、記憶を元に石倉が再構成し、記録することにしますので、最初の脚本と違っているかと思います。
作品はこのように小さくなってしまいました。けれど、出来るだけいろいろなことに挑戦してみるという会のスタンスは小さくならず、その後も絵本に関る新しい分野を試行錯誤しています。絵本と共に語る会員私たちの楽しみは、もちろんこれからも続くことでしょう。
写真付きの資料を綴じて、絵本のように1冊だけ作り、会で回覧後ロッカーに保存します。以下、再構成した脚本です。
1 まぶた
ぼうしぼうし なんのぼうし
わたしは まぶた なんのぼうし
まぶたは まぶたは めのぼうし
たのしいときには あさくかぶる
ねむいときには ふかくかぶる
2 じゃぐち
ぼうしぼうし なんのぼうし
わたしはじゃぐち なんのぼうし
じゃぐちはじゃぐちは みずのぼうし
ひらくと じゃーじゃー
しめると ぽっとん
(写真を撮り忘れましたが、水滴パーツを裏返すと強い水流の絵になります)
3 でんわ
ぼうしぼうしなんのぼうし
わたしはでんわ なんのぼうし
でんわは でんわは こえのぼうし
もしもしあのね うふふふふ
わたしのよこから あふれるよ
4 ふた
ぼうしぼうし なんのぼうし
わたしは ふた なんのぼうし
ふたは ふたは ゆげのぼうし
ふわふわ ぐつぐつ あちちちち
はやくにえるの まっている
5 シーツ
ぼうしぼうし なんのぼうし
わたしはシーツ なんのぼうし
シーツはシーツは ふとんのぼうし
わたしをかぶって ふとんさん
きれいなあなたを わたしがまもる
6 なみ
ぼうしぼうし なんのぼうし
わたしは なみ なんのぼうし
なみは なみは うみのぼうし
いくせんいくまん ほしのよう
さかなのうえで こもりうた
7 ゆき
ぼうしぼうし なんのぼうし
わたしは ゆき なんのぼうし
ゆきは ゆきは かぜのぼうし
私をかぶって あばれくる
(表面が雪、裏面は雪をかぶった風の子の絵です。これをくるくると回転させました)
8 のり
ぼうしぼうし なんのぼうし
わたしは のり なんのぼうし
のりは のりは おにぎりのぼうし
ぱりぱりぱり くるりんこん
おいしいにおいと こんにちは
9 うきわ
ぼうしぼうし なんのぼうし
わたしは うきわ なんのぼうし
うきわはうきわは おなかのぼうし
こどものおなかに よくにあう
ぷかぷかゆらゆら いいきもち
(表面が浮き輪、裏面が浮き輪をつけた子どもの絵です。)
10 わたし
ぼうし ぼうし なんのぼうし
わたしは わ・た・し なんのぼうし
わたしはわたしは ちきゅうのぼうし
こんなにちいさな わたしでも
ちきゅうにとっては だいじなぼうし
11 カレー
ぼうしぼうし なんのぼうし
わたしは カレー なんのぼうし
カレーはカレーは ごはんのぼうし
ハッハッフッフッ あちちちち
からくて おいしい おともだち
12 でんしゃ
ぼうしぼうし なんのぼうし
わたしはでんしゃ なんのぼうし
でんしゃはでんしゃは せんろのぼうし
すずしいですか せんろさん
とおりすぎたら またあつい
13 えほん
ぼうしぼうし なんのぼうし
わたしは えほん なんのぼうし
えほんは えほんは あなたのぼうし
かぶっただけで どこへもいける
あなたのそばに いつもいる
(最後は 開いた上のパーツを半分におりたたみます。
下の写真の右側は見えない部分です)
おしまい
平成23年8月記録 石倉恵子
絵本の会がらがらどんは、平成11年りゅーとぴあ開館記念事業の、第3回パペットカーニバルに参加することになりました。絵本の読み聞かせとして『まるまる』などの絵本の読み聞かせ、ストーリーテリング「ねずみのすもう」をプログラムに入れましたが、絵本の読み聞かせだけでは入場料をとることはできないという意見があり、オリジナル作品を作ろうと話し合い、石倉が原案を出しました。
作品は、時間のあるときを見計らって、会員みんなで作りました。ある程度の大きさが必要だと思われたので、平均してA3程度、一番大きい「ゆき」で全紙大くらいのサイズにしました。また、下の部分を隠すために、移動式洋服スタンドを購入し黒い布をかけて見えないようにしました。
操作方法は、それぞれ、最初に「ぼうしぼうし なんのぼうし」「わたしは○○、なんのぼうし」と歌いながら、ひとつのパーツを出します。次に「○○は○○は△△のぼうし」と歌い、もうひとつのパーツを出し、それにつづけてオチになる言葉を歌います。
カーニバルの後、12年ころは何度か実演をしましたが、その後、作品は会員さん宅に保管になりました。平成23年度に保管について再考の提案があり、その時に脚本を探しましたが、紛失してしまったことに気付きました。
それらを総合して考えた結果、作品はデジタル保存し本体は廃棄することになりました。脚本は、記憶を元に石倉が再構成し、記録することにしますので、最初の脚本と違っているかと思います。
作品はこのように小さくなってしまいました。けれど、出来るだけいろいろなことに挑戦してみるという会のスタンスは小さくならず、その後も絵本に関る新しい分野を試行錯誤しています。絵本と共に語る会員私たちの楽しみは、もちろんこれからも続くことでしょう。
写真付きの資料を綴じて、絵本のように1冊だけ作り、会で回覧後ロッカーに保存します。以下、再構成した脚本です。
1 まぶた
ぼうしぼうし なんのぼうし
わたしは まぶた なんのぼうし
まぶたは まぶたは めのぼうし
たのしいときには あさくかぶる
ねむいときには ふかくかぶる
2 じゃぐち
ぼうしぼうし なんのぼうし
わたしはじゃぐち なんのぼうし
じゃぐちはじゃぐちは みずのぼうし
ひらくと じゃーじゃー
しめると ぽっとん
(写真を撮り忘れましたが、水滴パーツを裏返すと強い水流の絵になります)
3 でんわ
ぼうしぼうしなんのぼうし
わたしはでんわ なんのぼうし
でんわは でんわは こえのぼうし
もしもしあのね うふふふふ
わたしのよこから あふれるよ
4 ふた
ぼうしぼうし なんのぼうし
わたしは ふた なんのぼうし
ふたは ふたは ゆげのぼうし
ふわふわ ぐつぐつ あちちちち
はやくにえるの まっている
5 シーツ
ぼうしぼうし なんのぼうし
わたしはシーツ なんのぼうし
シーツはシーツは ふとんのぼうし
わたしをかぶって ふとんさん
きれいなあなたを わたしがまもる
6 なみ
ぼうしぼうし なんのぼうし
わたしは なみ なんのぼうし
なみは なみは うみのぼうし
いくせんいくまん ほしのよう
さかなのうえで こもりうた
7 ゆき
ぼうしぼうし なんのぼうし
わたしは ゆき なんのぼうし
ゆきは ゆきは かぜのぼうし
私をかぶって あばれくる
(表面が雪、裏面は雪をかぶった風の子の絵です。これをくるくると回転させました)
8 のり
ぼうしぼうし なんのぼうし
わたしは のり なんのぼうし
のりは のりは おにぎりのぼうし
ぱりぱりぱり くるりんこん
おいしいにおいと こんにちは
9 うきわ
ぼうしぼうし なんのぼうし
わたしは うきわ なんのぼうし
うきわはうきわは おなかのぼうし
こどものおなかに よくにあう
ぷかぷかゆらゆら いいきもち
(表面が浮き輪、裏面が浮き輪をつけた子どもの絵です。)
10 わたし
ぼうし ぼうし なんのぼうし
わたしは わ・た・し なんのぼうし
わたしはわたしは ちきゅうのぼうし
こんなにちいさな わたしでも
ちきゅうにとっては だいじなぼうし
11 カレー
ぼうしぼうし なんのぼうし
わたしは カレー なんのぼうし
カレーはカレーは ごはんのぼうし
ハッハッフッフッ あちちちち
からくて おいしい おともだち
12 でんしゃ
ぼうしぼうし なんのぼうし
わたしはでんしゃ なんのぼうし
でんしゃはでんしゃは せんろのぼうし
すずしいですか せんろさん
とおりすぎたら またあつい
13 えほん
ぼうしぼうし なんのぼうし
わたしは えほん なんのぼうし
えほんは えほんは あなたのぼうし
かぶっただけで どこへもいける
あなたのそばに いつもいる
(最後は 開いた上のパーツを半分におりたたみます。
下の写真の右側は見えない部分です)
おしまい