フリークの多いコーエン兄弟の大コケした初期の作品。
こけた理由は予告編で作品中、引っ張っていた彼のアイデアを晒してしまったから?
それともキャプラ的な内容がミスマッチと嫌われた?
たぶん登場した天使に信者たちが大反発をしたからだと思う。
今回久しぶりの再見。
ジェニファー・ジェイソン・リー(当時32歳位)のじゃじゃ馬演技、虜になります。
芸達者なティム・ロビンスの愚図演技も安心して見られるし、
ポール・ニューマンも相変わらずだし。
残念なのは主人公の夢が叶って、頂上から突き落とされる陰謀に人の流れがなく短絡的。
アイデアを奪ったスキャンダルもフラフープか、曲がるストローかはっきりしないところかな。
それと自殺した社長が天国で天使になったこと。
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フラフープはワーム・オーの創設者であるリチャード・ナーとアーサー・メリンの2人によって再開発
もともと在った玩具を「フラフープ」という名前で商品化して他社製品との差別化に成功し58-59年でヒットを飛ばす。
59年にはプルートー円盤を買収し「フリスビー」と名づけて大ヒットを飛ばす。
ではこのヒット作の前に何を売っていたかというと、
チャップリンの「キッド」で窓ガラスを割ったパチンコ(スリングショット)と言うことで
映画で描かれたような大会社ではないようだ。
序でで「曲がるストロー」の発案者は坂田多賀夫さんで
エレベーターボーイのバズ(ジム・トゥルー・フロスト)ではありません。