根子岳山窓

(阿蘇住人の山行記です。)

傘寿記念旅行 8月8日~10日

2024年08月13日 16時34分35秒 | 日記

傘寿記念家族旅行
(松江城・出雲大社・足立美術館)

令和6年8月8日~10日(二泊三日) 快晴

旅行への招待が娘達からあり、行先は私に任され、
旅行スケジュールは娘たちが計画。
昨年、NHKで放映された
「驚異の庭園(美を追い求める 庭師たちの四季)」
を観て一度は訪れたいと思っていたので即、足立美術館に決定。

(行程)
8/7(水)   子供宅 前泊                                                   
8/8(木)   熊本駅 (発8:19新幹線 みずほ)→岡山駅(着10:32~発11:13山陽本線 特急やくも)
             →松江駅 (着13:48)→階美館 (着14:20)          
             松江城見学(着15:20~17:00)→島根県物産観光館経由で旅館(着18:00)                                                               
8/9(金)   階美館(発9:30 タクシー)→出雲大社(着10:10~出雲物産館 発15:00 タクシー)
             →玉造温泉経由→階美館着(17:00)                                            

8/10(土)   階美館 (発10:00 タクシー)→ 足立美術館 (着11:35~発14:30 無料シャトルバス20分)
                →安来駅(着14:50~発15:26山陰本線 特急やくも)→
                岡山駅(着17:47~発19:11 山陽新幹線 さくら)→熊本駅(着21:42)→子供宅に後泊

 

 

 

一日目 (8/8・木)

【部屋への案内人による説明】
私が初めて出合った「松の樹形」に驚愕する・・・

(参考) 2023年日本庭園ランキング上位5位
  1位 足立美術館(島根県)
2位 桂離宮(京都府)
3位 山本亭(東京都)
                     4位 皆美館(島根県)(階美館HP)
    5位 庭園の宿 石亭(広島県)

【湖畔庭園に佇む「瓢庵」
草庵風な離れで二連泊

【白砂青松庭(はくさせいしょうてい)の景観】
白砂青松とは、
白い砂と青々とした松により形成される、日本の美しい海岸の風景のたとえ。
「はくさせいしょう」とも読むことがある。(出典:ウィキペディアより)

【縁側からの眺め】
上げ下げ障子を上げてから飛び石を踏む・・

松江城見学 
全国に12城しか残っていない現存天守(慶長16年完成)で、
壊れることなく現代にその姿を残しているとの事。

【天守閣から松江の町並みと宍道湖を望む】
天守最上階(五階)は「天狗の間」と呼ばれ、
360度、松江の町を見渡すことができる。

【国宝・松江城天守(2015年に指定)】

二日目 (8/9・金)

【再び、黒松の樹形を堪能する】

歴史を刻んだ名木が佇む。
当館の庭園は、宍道湖を借景とした枯山水式の庭園で、主役は十五本の松。

幹に亀甲割の模様の出る二百有余年の出雲松を中心に二本の赤松があります。
特に茶寮中心の松は樹齢三百余年の比類なき名木です。
松が大きく成長しないのは、短葉法という剪定によるものです。(出典:皆美館HPより)

【瓢庵を離れて、玄関に待つタクシ-に乗り込む】

出雲大社 参詣 ↓ 

旅先での移動は全てタクシ-利用が計画されていたが
一畑電車」に乗りたいという私の希望で、
タクシ-は「松江しんじ湖温泉駅」までとしていた。
ところが・・・
迎えに来られた運転手さんの豪快な話しぶりに惚れ、電車をやめて
運転手さんからの料金提示(¥12.000)でハイヤーでの移動となった。

運転手さんは、自分の生まれ
(石見銀山)育ちから現在に至るまでの
身の上話も披露され、情緒豊かな人と感じられた・・・
自称霊媒師と語れる方で神社関係に詳しく
ガイドブックで調べていた次女の問いに、詳しく丁寧な説明で応えられていた。
その後も、単なる移動だけで無く、
私達が予期していなかった出雲大社の摂社 等々を案内され
この運転手さんと出会えた事が何よりもの喜びとなった次第であった。


(案内された箇所)
1.出雲大社の摂社「命主社(いのちぬしやしろ)」 
2.出雲教・北島国造館
3.出雲大社の摂社「山王社」
4.稲佐の浜  
5.屏風岩(別名国譲り岩) 
6.出雲大社の摂社「上宮」「下宮」

【出雲大社の摂社「命主社」】
詳しく説明される運転手さん・・・


命主社の社殿に佇む樹齢1,000年の椋木(ムクノキ)】

稲佐の浜にて】
出雲大社の祭神、大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)のもとに
全国の八百万の神様が旧暦10月10日に集まるとされています。
参加する神々は、出雲大社の西約1キロにある「稲佐の浜」で迎えられたのち、
大社境内まで向かいます。(出典:ガイドブックより)

【稲佐の浜の弁天島
神仏習合の頃には「弁財天」が祀られていましたが、
明治のころから
海を司る神様である豊玉毘古命(とよたまひこのみこと)
が祀られています。 (出典:ガイドブックより)

【松並木の参道】

【拝殿にて】
出雲大社の参拝は「2礼4拍手1礼」

【神楽殿にて】
大注連縄は長さ約13m、重さ5.2トン
神楽殿前庭には国旗掲揚塔が聳え立ち、
国旗の大きさはタタミ75畳

三日目 (8/10・土)

【皆美旅館10時に出立つ】
湖畔庭園内に佇む数寄屋造りの離れの宿(瓢庵)に二泊・
宍道湖を借景とした白砂青松の庭園(2023年日本庭園ランキング4位)
を眺めながらの食事・皆美家伝の「鯛めし」・・・
心に残る素晴らしい宿であった。
見送りに来られた旅館スタッフに、
前日、出雲大社に送って貰ったタクシ-の運転手さんの事を話すと
「神社関係に詳しい方で有名です・・・」

【タクシ-の車窓から「伯耆大山(1,729m)」(? だと思う) を望む】

【足立美術館正面玄関】

【苔庭】

【借景と枯山水庭】

借景とする山名が気になり帰宅後調べると、
どうやら「勝山」らしい ? 

勝山の位置は】←(Googleマップよりキャプチャー)

庭園と借景の間には県道45( 広瀬清水街道)が走っていた
←(Googleマップよりキャプチャー)

【石の美しさが際立つ・・・】

【亀鶴の滝】
この滝も借景というので
どの位置に在るのか帰宅後調べたら
飛瀑は県道沿いにの崖山に存在していた。 

亀鶴の滝の位置は】←(Googleマップよりキャプチャー)
県道を挟んで美術館の隣りに存在していた。

【生の額絵】
窓枠が額縁になり絵画を見ている様な情景。

【白砂青松(はくしゃせいしょう)庭】

【安来駅】
足立美術館から 無料のシャトルバスで移動
待ち時間は、缶ビールの摘まみにドジョウの唐揚げを食する。
山陰本線 特急やくも(15:26発)にて岡山経由で一路熊本へ(21:42着)

(2024.8.22 加筆)

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阿蘇「ラピュタの道」直下の野焼き  令和6年3月3日

2024年03月03日 22時27分54秒 | 日記

阿蘇「ラピュタの道」直下の野焼き 
(阿蘇市狩尾地区から北外輪山の端辺原野へと向かう坂道沿いの原野)

令和6年3月3日 晴れ

阿蘇市管内の一斉野焼きは、 南山(2/25日・阿蘇山麓一帯)と
北山(3/3日・北外輪山一帯)に区分され、別々の日程で例年実施されるが
南山は「野焼き天候」に恵まれず延期になり本日同時決行となった。

午前9時ほぼ同時に阿蘇谷を囲む山々に火が入り、原野が燃え、
外輪山の頂には煙が高く立ち上がり、
野焼きの煙で阿蘇谷は終日煙る、山火事は度々起こる・・・

先輩の同級生が来熊(実家は熊本市内) された際に
「阿蘇の野焼きを観たい・・」
という事であったので野焼き日に合わせて来阿蘇され、
私が二人を案内することとなった。

13:00時、内牧の「スーパー宮原」で出会い、目的地(狩尾牧野)に向かう。
狩尾牧野には未だ野焼き隊の人影が無い、寒い吹き曝しを避け車中待機・・・
暫くして野焼き人が現れ、路肩に駐車場所を指示されるが
(前回利用した広い駐車場は立ち入り禁止の鎖)
野焼きの火の粉の煽りを心配して狩尾牧野を離れ、西隣に位置する
二番目の見学候補地であった「長寿ヶ丘公園」に移動して、
「ラピュタの道」直下の野焼きを見学する事とした。

この場所の野焼き見学は2019年(←根子岳山窓 goo.ne.jp)以来であるので5年振りとなる。

(行程) 狩尾牧野→長寿ヶ丘公園(発13:30)~「ラピュタの道」直下の坂道~ 長寿ヶ丘公園(着15:20)

 

【火の手は上がっているが人影は全く見えない・・・】
左の道(市道狩尾幹線)を辿ればラピュタの道に
至るのであるが熊本地震以来通行禁止。
寒い中、ここで暫く待機・・・

【風に押されてヤッと燃え下る】
野焼き隊の姿は未だ見ない・・・
先輩の同期生は写真撮りに忙しいが、先輩は車中にスマホを忘れる。

【狩尾牧野組合の野焼き隊】
道下から続々登場され、本格的な野焼きが始まる。
「斜面から石が落ちて来るので・・・」とアドバイスあり。

【目の前100m位?の炎】

【野焼きの火消し棒

【駆け上がる炎】

【野焼き後の、真っ黒な山肌】
一か月もすればキスミレの花園が出現するであろう・・・
下山時に撮影

【柱状岩層の溶岩が現れる】

野焼きを終えて 

今朝は放射冷却で相当冷え込み(予報では氷点下4度だったかと思う)
寒い一日であった。
ほころび始めていた庭の南高白梅も今朝の冷え込みで花びらが煮え、
ゆっくりと花を楽しもうと思っていたのに返す返すも残念・・・

日中も風はやや強く(予報では5m/s) 野焼き現場での待機時間帯は
寒さが身に染みてきて、野焼きの炎で暖を摂る始末でもあった。

先輩達とは、この後「阿蘇神社」に参拝されるという事で、
野焼きの現場で別れたが
今年の野焼きシ-ンは
過去のような迫力ある炎が少なかったような気がしていて、
先輩たちは野焼きの醍醐味を充分楽しむ事が出来たのであろうか ?・・・

野焼きと原野火災は例年の風物であるが、
今年は出火のサイレンを聞くことは無かったようである。(終り)

(過去の野焼き見学)

2009年03月21日 「象が鼻」(北外輪山)の野焼き
  
2014年03月16日 「木落(きおとし)牧野」の野焼き

2016年02月27日 「草千里」の野焼き 

2016年02月28日  阿蘇「仙酔峡」の野焼き

2016年03月13日 「象が鼻」(北外輪山)の野焼き 

2018年03月11日 阿蘇「ラピュタの道」直下の野焼き

2019年03月24日 阿蘇「ラピュタの道」直下の野焼き  

2020年03月21日  阿蘇・北外輪山「像が鼻」の野焼き 

2022年03月06日 草の道・「狩尾坂」の野焼き

2023年03月05日 阿蘇市小倉の「大観の森」一帯

(2024.03.07 加筆)

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阿蘇「立野ダム」見学 5月4日(日)

2024年02月05日 12時16分18秒 | 日記

満水に達した「立野ダム」散策
(熊本県南阿蘇村・大津町)

令和6年2月4日 (曇り)

1月15日から始まった試験湛水(たんすい)が「ほぼ満水になった・・・」との
ニュースを聞き、にわかに車を飛ばして立野ダムを見学。
明日(1/5日)からは放流が始まるとの事であるので
「今しか見られない」貴重な光景を散策する事とした。
※試験湛水とは
 ダム湖を満水にしてダム、基礎地盤及び貯水池周辺地山の安全性を確認する試験の事。


   <

【犀角山(さいかくさん)展望台からの眺め①】
満水に達しているダム堰堤と
堰堤の上には天端橋梁(197m)が走っている。

参考資料 ↑【湛水前のダム】
出典:一般社団法人 みなみあそ観光局
「あそ立野ダム試験湛水ウェルカムWEEK」よりキャプチャ

 

【犀角山展望台からの眺め②】
右岸から対岸の北向山を望む

【犀角山山頂部から眼下の第一白川橋梁を望む】

【長陽大橋】
犀角山から長陽大橋の河川敷に降りて
柱状節理の岩盤を望む。

【断崖を走る県道299号栃木線】

【柱状節理の岩肌と白川の水面】

【北向山・山裾の岩肌を洗い流してる白川】

【第一白川橋梁】
長陽大橋の下から川岸を下流側に移動して
第一白川橋梁を望む

【水没している阿蘇北向谷原始林(国天然記念物)】

【第一白川橋梁を川岸から間近に観る】
高森方向に走る車両

【第一白川橋梁を走る南阿蘇鉄道】

【河川敷を離れて、長陽大橋からの展望】

【長陽大橋中央部から下流側を望む】

【上記、同じ場所から過去に眺めた第一白川橋梁】
2018.11.6長陽大橋からの展望 
川からレール面までの高さは約60メートルあり (出典:Wikipedia)

【黒川と白川の合流点】
水没している立野渓谷

【流れ下る黒川の遠望】

【長陽大橋下を上流に向かって走るボート】
ダム工事事務所の方であろう・・・

【ダム本体を下流側から望む】
長陽大橋を離れ、57号線沿いの集落に移動して
立野ダム展望台(ダム下流側)からの風景

【立野橋梁を渡る車両】
ダム堰堤を越えて流れ落ちる「水紋様」と
のどかに・・・ゆっくりと走る観光列車

参考資料 

【出典: 立野ダム - Wikipedia】2022年7月7日


【出典:ダムの型式・大きさ 立野ダム工事事務所|国土交通省 九州地方整備局 (mlit.go.jp)

(2024.02.11 加筆)

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謹賀新年 2024年

2024年01月07日 15時49分07秒 | 日記

 明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
令和6年1月1日(月) (穏やかな晴れ)

 

【光り輝く銅板ぶき】
2023.3月特別公開(工事用足場から見学)

 【阿蘇神社「楼門」竣功祭(2023.12.7)】
熊本地震から7年半ぶり全面復旧

 

正月はいつもの様に阿蘇を離れ、子供の所(熊本市内)で過ごす。
今年は車の購入予定があったので
初売り日に合わせて5日までの滞在(五泊六日)となった。

元旦の朝は熊本城「かわらけ」拝受から始まり、その「かわらけ」
で赤酒のお屠蘇を頂き、午後からおせちの祝い膳に着く。


宴の後は、youtubeでのカラオケを家族で楽しむ・・・・
私がマイクを握っている最中、
スマホを開いていた子供から地震情報(16:10分能登半島・震度7)
が入り、その後はテレビ報道を見入る。

地震発生時の様子を伝える映像が少ない(元旦休みで取材陣手薄なのかと?)
と思いつつ熊本地震が回想されて来る。
13階に住む子供達の地震体感は相当なものであったと語り合っていた。

今回は、熊本地震に無かった津波や火事の被災が報じられている。
気になる地震情報であるが明日予定しいる登山の為、12時には床に就く。
(2024.1.7 加筆)

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阿蘇神社「楼門」特別公開見学 3月7日(火)

2023年03月08日 18時27分50秒 | 日記

熊本地震(2016.4.16)で被災した阿蘇神社の「楼門」
今年12月に完成予定であるが
期間限定で特別公開が行われている。(5日から12日まで)
作業用の足場に上がって階上からの見学・・・
楼門を上から観られるのは、
この期を逃せば永遠に無いであろう一見の価値あり。

【楼門の神額:シンガク  (扁額)】

【楼門の2階】

【楼門上層の銅板ぶき】

【新拝殿 (2021.7.12日に再建)】

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