杵島岳(1326m)~往生岳(1238m)縦走
平成30年3月17日 快晴
(行程) 古坊中(スキ-場跡地)登山口(発11:00)→古御池火口群分岐(11:35)→
杵島岳頂上(着12:00)→ 杵島岳火口お鉢右廻り(西峰~北峰)→
火口北縁往生岳分岐(着12:25)→往生岳登り口(着14:40)→
往生岳南峰(着13:10)→往生岳北峰(着13:20~昼食~発13:50)→
古御池火口群火口壁上部(着14:30)→展望台1224mピ-ク(着15:30)
→古坊中登山口(着15:50)
野焼きの後は、何の遮りも無く、足の趣くまま自由奔放に、
広大な阿蘇原野の往く果てまで歩き回れる・・・
この醍醐味は、歩いた人のみが感受する野焼きがもたらす山歩きの楽しみ方の一つである。
なかでも、山の頂上まで燃え上がる野焼きは杵島岳・往生岳だけかと思われる(多分に)。
「杵島~往生」の縦走は、この野焼きの後が一番楽々に
歩かれるgood timingとなる。
(過去の山行歴)
①2007年05月19日 杵島岳
②2008年10月16日 烏帽子岳~杵島岳~往生岳(登頂断念)
③2009年01月28日 往生岳~杵島岳
④2009年04月30日 往生岳
↑ [庭の紅梅と遠景に往生岳]
今朝、紅梅の写真撮りに夢中になっていると、黒肌の往生岳が素晴らしい透明感で観える。
今日は風もなく空は澄み渡り絶好の山行日和と感じ、にわかに登高意欲に駆られた。
↑ [一の宮町古神地区の車道から望む往生岳]
↑ [阿蘇パノラマライン(県道111号線:東登山道)から望む米塚 ]
↑ [古防中登山口]
昔し在った人口スキ-場跡地(昭和43~平成15)から出発。
このスキ-場や草千里の天然リンクは、私が20代頃に遊んだ思いでの地でもある。
↑ [登山口に建つ散策路案内板]
↑ [散策路展望台から望む対岸の烏帽子岳]
尾根上に延びる登路がはっきりと覗える。
↑ [展望台付近から望む杵島岳南東斜面]
正面左カ-ブから取付き、野焼き後の急斜面を直登する。
↑ [古御池(こみいけ)火口群分岐]
↑ [杵島岳・南峯直下の登路からの展望]
眼下に古御池火口群のお鉢と遠景に噴煙を上げている火口丘を望む。
↑ [杵島岳頂上にて]
↑ [杵島岳火口お鉢巡り(時計回り)の途中から立野火口瀬を望む]
熊本地震本震で大規模な土砂崩れが発生した山斜面の崩壊源頭を見る。
↑ [火口北縁往生岳分岐から古御池火口群を眺める]
復路で歩く、火口縁の上部が登路となる。
↑ [火口北縁往生岳分岐直下の登路から往生岳を望む]
往生岳山頂は三つのピ-クからなり、前面ピ-クが南峰で奥左に西峰その右に北峰
最高点は南峰(1266m)であるが、三角点と山名標識は北峰(1238m)に置かれている。
ちなみに西峰は1228m。
↑ [杵島岳~往生岳縦走十字路、往生岳取付き]
杵島岳と往生岳の鞍部に位置し、手前の踏み跡が杵島岳北峰から下ってきた道筋で、
西方の牧草地から登るル-ト(左)と古御池の火口縁上部を辿るル-ト(右)と出合う。
この付近は夏場であれば萱の密生で、
ル-ト探しとヤブ漕ぎに悪戦苦闘の連続となるところである。
往生岳にはここを直進して「牛の踏みつけ道」を辿る。
↑ [往生岳南峰直下の登路から眼下の米塚と外輪山越しに鞍岳を望む]
↑ [往生岳南峰直下の登路から杵島岳北峰を望む]
野焼きの後だけに縦走路の登路が手に取るように確認できる。
↑ [往生岳南峰直下の登路から渡神岳と思われる三角峰を望む]
自分の足で極めた頂きを、他山から眺めることは楽しいひと時を過ごすものである。
↑ [往生岳南峰直下の登路から八方ケ岳と思われる山姿を望む]
↑ [往生岳南峰直下の登路から眼下の古御池火口群とその奥に烏帽子岳を望む]
↑ [往生岳南峰頂上]
以前は(2009年1月)この場所に山名の標柱が建っていた。
(何かの間違いであろう・・)
↑ [南峰からの登路で北峰を望む]
南峰と北峰の間の噴火口跡が間近に見える。
↑ [往生岳北峰頂上]
↑ [北峰から西峰を望む]
ここから復路にて
↓
↑ [杵島岳縦走路出合から古御池火口群火口壁上部を望む]
↑ [古御池火口群火口壁上部縦走路から火口跡の火口底を望む]
↑ [散策路展望台1224mピ-クから縦走路を振り返る]
帰宅途中の車道から撮影
↓
↑ [根子岳と楢尾岳の尾根を確認]
↑ [阿蘇市竹原地区の車道から根子岳を望む]
手前の建物は「かんぽうの宿阿蘇」
↑ [根子岳見晴新道ル-トを確認する]
屏風岩も視えている
(2018.5.26日 追記)