令和7年1月15日〜19日に開催された第56回国際現代書道展。



「吉祥」(30×90)


年に1度開かれる世界規模の書道展では、書道文化の栄えた日本、漢字伝承国である中国をはじめ様々な国からの書道作品が出展されています。
中には、フランスやカナダといった漢字圏ではない国からの書道作品も出展されていて、今年の展示会ではベトナムからの出展作品も見受けられました。
今回僕が出展した作品は公募で第5部の刻字です。

金文体で民以食為天(民は食を以て天と為す)と彫りました。
審査結果は特選でこれまで出展した作品の審査得点を合計して、6点に到達したので会友へと昇格しました。
(記念特選3点、特選2点、秀作1点)
作品は同部門(刻字)で4点出展しました。その理由はシンプルに審査員の方々を楽しませたいからです。
今回特選を取った作品はその内の1作品です。
他3作品↓

「静態紅炎」(30×90)


「稫徳羊」(30×90)

「吉祥」(30×90)
小泉和雄先生による作品解説では、
・細かい線に気を使いすぎない。
・文字の左右を対象にしない。
・文字のリズムを一定にしない。
と、指摘を受けました。
これらの指摘から得た僕自身の反省点は、まず渇筆を彫る際は一本の線として認識できるよう仕上げること。
そして文字のテンポを不規則にさせる。字を書くリズムに関しては僕の先生である飯沼紅静からも添削の度に指摘されている事で中々克服できません。なので自分の意思でいかに筆をコントロールできるかがこれからの目標となります。
今回札幌市民ギャラリーで展示作品を見て感じた事が、例年よりも出展数が増加しているという事。
第5部の篆刻・刻字も昨年よりも栄えていて、鑑賞していてかなり面白かったです。
普段は閉じこもって作品を作っている立場なものですからこういう場で大量に展示されている作品を一気に見るというのは刺激にもなるのです。
18日に札幌ガーデンパレスにて開かれた祝賀会では、紅静書道教室のメンバーそして富良野静琴書道学院の方々にもお会いする事ができ良き交流の場となりました。


最初にも述べたように漢字圏外の国からの書道作品の出展も増えています。
世界情勢上では緊迫した空気が出ていますが、今回開かれた書道展のように文化による国交がこれからの和平へと繋がっていくのではないでしょうか?