私が「調子はどうですか?」と聞くと、みんなはいつも、
「絶好調です!」
と、大きな声で答えてくれます。 これは、メンタル(精神)面で非常に大切なことなんです。
本当は、風邪気味だったり、寝不足で前日までの疲れが残っていたりしたとしても、「絶好調です。」と声に出して言うことで、自分自身に「大丈夫だ。」と言い聞かせることができるんです。そして、「がんばろう!」というプラスの気持ちが大きくなります。その証拠に「絶好調です。」と言った後のみんなの顔は、ニコニコ笑顔になっています。
人の脳は「成長しよう」と考えるとそれを成し遂げるための神経回路が刺激されて、そこに「成功回路」とも言える回路が発達すると言われています。この回路は、明確な目標を持つと、その目標に合致するよう組み替えられ、活性化していくとも言われているんです。
前回の練習会で、目標を考えてくるように、宿題が出されましたね。よく考えて目標を決めましたか? その目標は、どうやって決めましたか?
「できないとは思うけど、このくらい言わないとやる気がないと思われるから、まあこうしておくか。」といった決め方をした人は、もう一度考え直してください。
「絶対、こういう結果を出すんだ!」という強い願いをもって決めた目標でないと意味がありません。それは、【思考が実現する】からです。最初からできないと思っていると、本当にできなくなってしまうからです。
今まで、自分の目標を実現させた人たちの共通点は、【そうなることを信じて、諦めなかった。】ことです。とにかく、自分にはできるんだと信じることが大切です。
しかし、ただ、信じるだけで何もしなければ、目標を達成することはできません。
「本気の決意は、本気の行動を生む。」
これは、私が好きな言葉です。
本気で、実現しようとする気持ちがあれば、本気でそのための努力をします。どうすれば、実現することができるのか、考えることもできます。今の自分の実力を冷静に判断し、つけなければならない力を身につけていくために、どんなことでもやっていこうと行動にうつすことができます。
前回の練習で教えていただいたことは、自分なりにノートにまとめてありますか?今までの練習で教わったことを、自分たちの学校での練習に生かしていますか?そんなところにも、あなたの本気が現れます。
どうせ、がんばったって実現できない。なんて気持ちがあなたたちの前向きな行動の邪魔をしていませんか?
いつもの「絶好調です。」のように、「絶対、日本一になります。」と、信じ切って、最後まで諦めずに努力し続けることができれば、必ず目標を達成することができます。
信じてみようよ。自分を。そして、自分の仲間を。
そして、前回より0.01%アップの努力で、1回1回の練習に臨み、その練習で学んだことを学校の仲間に広げていってください。そうすることで、岐阜県選抜チームが成長し、岐阜県全体のレベルがアップします。
いつも、プラスの言葉を口にしていこう!
これから、いつも、みんなに聞いていきます。
「今日の調子はどうですか?」
そして、練習会では、何度もみんなに確認します。
「あなたの目標は何ですか?」