メダルをもらえなくて良かったと思う。自分の力じゃないから。(パシュート女子補欠、高木美帆)
東海市の大会の朝、バンクーバーオリンピック放送を見るとパシュート女子の決勝がやっていた。ゴールの瞬間。思わず、金メダル。やったー。しかし、すぐに0.02秒というわずかな差で金メダルを逃したことを知る。あー銀メダルなんだ。
そんな中、表彰式が行われる。あれあれ、スーパー中学生の高木選手は??すると登録されているメンバーとはいえ、一度も滑っていない選手には、メダルが授与されないとのこと。15歳の高木選手は、表彰台にもあがれず、残念ながらメダリストになれなかった。
そして、その後の会見で、本人いわく「メダルをもらえなくて良かったと思う」という言葉。この言葉から、アスリートとしての高木選手の強さを感じませんか?今は、メダルがないほうが、自分に似合っている、もちろん、もらえたらもらえたで、うれしかったでしょうけど、自分の実力でメダルを手にしたい。次はがんばるぞって思う気持ちが、人を育てるような気がします。
また、TVの会見を見ていると、パシュートの決勝レースの時に、エースの穂積選手が高木選手の手袋をしてレースをしたと紹介していました。補欠の選手の分も、一緒に戦っている気持ちを共有したいと穂積選手は考えたのでしょう。穂積選手の気持ちのあたたかさや、こころ配りにチームとしての強さを感じませんか?表彰式後、高木選手の首には、先輩達からメダルを首に次々とかけてもらっていました。
こんな話を聞きながら、チームGIFUにも同じことが言えると思っています。
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