おもい出し日記

近GGセミナー180703

地域型住宅グリーン化事業に置いてグループを形成している工務店さんと毎月勉強会を行なっています。

6月はみなさん忙しく…人が集まらず中止!
今月はみなさん集合!の予定でしたが…。

井上建築工房さんはセミナー前に事務所に来られ…。
今年仙台YMCAのチャリティーランの責任者になったそうでチャリティーランの主旨と協賛の説明をされ、忙しく次のところへ説明に行かれました…。

なにごとにも一生懸命です。協賛したいと思います。



森林率84% 秀吉も褒めた美林
近GGセミナーでは高知県の木材に対しての取り組み方を紹介しました。

180515付け新聞に「森林率84% 秀吉も褒めた美林」の記事がありました。

高知県といえばカツオ。そんなイメージが強いが、森の県でもあります。県の面積のうち森林が占める割合(森林率)は84%。全都道府県で一番高いのです。

大きな理由は、北側の県境を走る四国山地を始め、大部分が「山地」であること。その上に広がる森林は土佐藩の時代から伐採を禁じる山を設けたり伐採しても植林をしたりして保たれてきたからだそうです。

先週もだいぶ雨が降ったようですが魚(や)梁瀬(なせ)地区は年間降水量が4000mmを超え、気候も温暖。こうした環境下で育ったのが豊臣秀吉も高い評価を与えたという天然美林のヤナセスギです。

100年たっても旺盛に成長するのが特徴とされ、魚梁瀬にある林野庁の保護林区域では、樹齢200~300年、高さ40メートル超の巨木が群生しているということです。



3年ぐらい前に高知県にある吾川森林の藤原社長からいただいたパンフですが新聞に載ったので改めて見てみました。

秀吉に「日本一」と言わしめた銘木 大阪城に使用された土佐材!
が載っています。



太閤秀吉から「日本一」というお墨付きをもらったことで全国に知られる銘木となりました。江戸時代の初期には大阪城や伏見城などの修築をはじめ、おおきな戦乱に巻き込まれた大阪のまちの復興にも多くの土佐材が使われたそうです。

最近では土佐町役場や梼原町役場が木造で建てられていますし、木のアーケードや高知駅(くじらドーム)は屋根の構造体が木造です。

歴史的建造物の修復にも使用されています。
平成16年、清水寺舞台の床張り替え修繕に桧の床板が使用されました。
平成21年~、厳島神社の床の修繕に桧100年生赤身天然乾燥床板を使用。



パンフの中に「品質を数値化して信頼される木材へ」とあります。

桧のヤング係数では全国平均E130以上が25.1%に対して、高知県産材は49.4%と高くなっています。



高知県では一本一本グレーディングマシーン(強度測定器)にて測定しているとのこと…。
宮城県では住宅を建てる場合、全ての木材は測定していません…。
遅れていることは事実です。

その他にも土佐漆喰、土佐和紙、木のバック等の木製品もあります。

宮城県では助成金と復興により県産材の使用割合は伸びたと思いますが、これからどうやって高知県のようなやり方に近づいていけるか?でしょうか。
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