男子がうろつく家での生活に、掃除は欠かせない。
欠かせないことは、重々承知しているが、
片付け班1に散らかし班3では、多勢に無勢。
まじめにやると嫌になる。
8時間労働に、プラスされる家事労働は極力減らしたい。
毎日の掃除は、15分。
朝食後に、今日の天気を、dボタンで確認しつつ、絨毯にコロコロをかけ、
フローリングと毛羽立ってない畳にクイックルをかける。
靴下やパンツは端をつまんで、パジャマで保護しつつ
男子が脱ぎ捨てた、衣類を、体に縛り付け、
二階から階下へ降りていく、
片手にフローリングワイパー
片手に、ピンクのフワフワのやつを持ち
鬼の形相で、男子たちの痕跡をチェックして回る。
さて、ここで注意したいのが
「鼻くそ」である。
鼻くそを発見したら、直ちにに処分しないと
奴等は、すぐ絨毯に潜んでしまう。
男子の生態をご存じであれば、頷けると思うが
男子は鼻くそをポイ捨てする!
いくつになっても、ポイ捨てする!!
そして
鼻くそは、コロコロに捕まっても、すぐ逃げる。
1回転めの、コロコロに鼻くそを発見したら、
2回転めに持ち込まず、そっとゴミ箱に移動し、鼻くそを処分しなければならない。
鼻くそは、ポロポロの乾燥タンパク質である。
コロコロに外側のタンパク質のみ付着させ、本体は逃げ延びるのである。
そう考えると、髪の毛は、捕えやすい物質である。
よし、あんたは、模範囚だ。うんうん、いいこだいいこだ。
そんなこんなで、
戸締り、火の元確認しつつ、
階段、台所、(ここで、フローリングワイパーのシートをティッシュをのせて裏返し)
洗面所、トイレにて、15分の掃除タイムを終了する。
私の邪魔をするものは許すまじ。