さて2日目(3/12)です。私は兄の家に一泊しましたが、兄は早朝に仕事に出てしまいました。母親が健在の時には朝食が出たりもしましたが、既に母親は高齢で施設に入所しています。なので朝食は近所のマクドナルドでソーセージエッグマフィンをとりました。
まあ私も五十代半ば、兄は還暦を越えていて独身。そんな感じなので昔の様には行きません。当たり前の話です。誰もが歳をとってしまいますし、年齢が上がれば生活様式は変わってしまうものです。昨日は久しぶりに兄と昔話に興じましたが、いつまでも健康で居て欲しいものです。これは弟としての気持ちです。
8時過ぎにマックで朝食をとった後、一路、道の駅ちちぶを目指す事にしました。
しかしこのGIXXER150というバイクの燃費は鬼ですね。ガソリンを満タンにしてから230キロ走行したのに燃料メータでを見ると、まだ半分以上残っているのです。恐らく消費しているガソリンは5リッターいっていないと思います。いままで走って計算したところ、リッター54キロ位は走りますので、今日は雁坂トンネル越をしても無給油で自宅までは到着できるでしょう。
神川町から道の駅ちちぶまでは、朝も早いからか道も空いていて一時間かからずに到着しました。写真で遠くに見える山は武甲山です。ここから国道140号線を雁坂トンネル方面に向けて走ります。
ここから雁坂トンネルまでの間、幾つかダムがあるのですが、その中に浦山ダムというのがあるので、そこを立ち寄る事にしました。道の駅からは20分程度の距離にあります。
この浦山ダムの先の山奥には、ホラーゲーム「SIREN」の場所のモデルになった廃村があります。そこは屈指の心霊スポットと言われていまして、Youtubeの「ゾゾゾ」というチャンネルでも取り上げられたりしています。まあ今回はその場所まで行きませんけどね。
【前編】SIREN(サイレン)羽生蛇村の岳集落・廃村に潜入スペシャル!史上最大の危機が番組を襲った!
今日の秩父方面は薄曇りで気温も低く、少し冷える感じでしたが、このダムから見える景色は絶景と言っても良いと思います。
さて、浦山ダムで小休止をした後、バイクを滝沢ダムへ向けて国道140号線を走らせます。途中、有名なパワースポットと言われる三峯神社の近くを通りますが、今回は立ち寄りません。この三峯神社の門前にある食堂のわらじカツは美味しいと評判になっていますので、また次の機会に立ち寄りたいと思います。
国道140号線は、滝沢ダムへ向かいワインディングで高度を上げていきます。やはりワインディングでは自家用車は速度が出せないので、必然的にバイクで走ると先行車に追いついてしまいます。私は自分も車を運転しているので、極度に後に近づくと「煽られている」と感じさせてしまうので、車の後ろに着く場合には、なるべく車間を空ける様にしています。まあそもそもGIXXER150はスピードがそれほど出ないバイクなんですけどね。
でも大排気量のバイク(KAWASAKIが多い気がします)の集団が後ろが来ると、私と先行している乗用車の間に割り込んできます。国道140号線はワインディングが多いので、センターラインが黄色の区間ばかりなのですが、大型バイクの集団はお構いなしで追い越しを掛けていきます。しかも追い抜く際にブラインドコーナー近辺で追い越しを掛けたりしていますが、これは止めて欲しいですね。自爆事故だけなら良いのですが、対向車にはエライ迷惑な行為にもなりますし、後続車にとっても危険な行為です。しかもこういった大型バイクに乗っている人で追い越しかける集団にはいい歳したオヤジバイカーも多くいますが、それは本当にやめて欲しいです。
滝沢ダムへは浦山ダムから約30分ほどで到着しました。
滝沢ダムは秩父の奥まった場所にありますが、それなりに大きなダムで近くで見ると圧倒されます。またこのダム手前にはループ橋があって、とても見ごたえのある景色です。
この滝沢ダムで風景を見た後、国道140号線を走るといよいよ雁坂トンネルへ到着します。この辺りまでくると青空が見えてきましたが、いかんせん、気温が低い事を実感します。走っていると手が悴んできます。季節はまだ初春ですからね。
この雁坂トンネルは秩父と山梨を結ぶトンネルなのですが、建設の際には様々な事があった様です。何しろ秩父多摩甲斐国立公園のど真ん中に穴掘ってしまうんですから、それだけ考えても並大抵な事では無いと思います。でも甲府方面から秩父や埼玉(群馬)方面へ抜けるには良いルートだと個人的には思うんですけどね。このトンネルは全長6625メートルと長いトンネルで通行料は自動二輪では590円です。
雁坂トンネルは数分で抜ける事が出来ますが、抜けた先は甲府盆地の端っこになります。出てすぐの処に「道の駅みとみ」があるのですが、ここでは奥秩父とは違い気温が少し温暖な感じがしました。写真で奥に見えるのは甲武信ケ岳かと思います。この道の駅からは秩父山系の二千メートル級の山々が見えますが、実に見ごたえがあります。(写真では判りづらいですけどね)
ここで時間はお昼前になりましたので、昼食を取る事にしました。食べたのは「ダムカレー」。粉チーズが掛かっていて美味しいカレーでした。
ちなみにダムカレーと言えば奥只見のダムカレーが有名なのですが、何時かは食べに行きたいですね。
この後は、甲州市のフルーツラインを抜けて、国道20号線を相模湖に抜けて帰宅しました。走行距離は245キロでした。今回は雁坂トンネルは有料道路でしたが、それ以外は全て下道を使い走行したのですが、ガソリンもまだ2目盛り残っていました。天気も甲州市や神奈川方面では比較的温暖な感じでしたので、まあまあな感じのツーリングでした。