秩父から雁坂トンネル越え（１日目）

　「一月は行く、二月は逃げる、三月は去る」という諺がありますが、今年も早い物で三月の半ばとなりました。風も温みはじめ、朝晩の冷え込みの緩くなってきている事を感じています。

　私には兄が居て、今は埼玉県の神川町という場所に住んでいます。兄は一人暮らしをしているので、偶に顔を見に行ったりしていますが、今週末（3/11～12）にかけて、兄の顔を見に行くという口実で埼玉方面のツーリングをしてきました。

　まあSSTR2023へ向けての練習だと、個人的には言ったりもしていますが。

　我が家から埼玉の神川町へ行くには、車の場合、圏央道を使い関越道の本庄児玉ICを出て向かいます。この場合には渋滞していなければ約２時間程度の行程です。でも今回はGIXXER150で、敢えて下道を使って、秩父を抜けていく事にしました。また秩父辺りでも少し散策しながら行く事にしたのです。

　まずは秩父へ向かうために青梅に向かう事にしました。行程の概要は以下の様な感じです。

　朝は比較的ノンビリと出発。9：30に自宅をでて、国道246号から国道129号を使い、途中、愛川町を抜け高尾を経由するコースを取りました。Google Mapでは１時間半程度の時間となっていますが、青梅までの間、Google Mapを利用せずに走った事から、愛川町から津久井町の間で道を幾つか間違えてしまい、青梅には２時間半ほど掛かってしまいました。

　前にも書きましたが、私が若い頃にはGoogle Mapというのはなく、ツーリング行くにも小冊子の全国地図を片手に走ったモノですが、当時は頭に地図を叩きこんで、ポイントとなる交差点の名前を見ながら走ったりしたものです。それで結構、あちらこちらを走る事が出来たのですが、昨今では車でもカーナビを使ったりしているので、この感覚が完全にマヒしてしまっています。

　青梅からまずは有間ダムを目指す事にして、ここからはGoogle Mapを利用しました。経路検索すると24分ほどで到着すると出ましたので、コンビニで小休止した後、向かう事にしました。

　昨日は天気も良かったためか、バイクが多く走っていました。途中、ダンプの三重連が先に走っていたので、スピードは遅めな感じで、数台のバイクと一緒に走る形で有間ダムに到着。

　有間ダムには多くのバイカーが来ていました。入り口には写真には撮ってはいませんが、ダム施設内は全面禁煙となっています。これは乗りつけるバイカーの中で、タバコを吸う人で吸い殻のポイ捨てする人が多くなり、注意喚起をしたのですが改善されなかった事から、ルールとして全面禁煙にしたとの事でした。
　しかしこの日も、休憩中のバイカーの中にはタバコを吸っている人も居ました。私は電子タバコを吸っていますが、やはり喫煙場所が減る事はとても残念な事です。でも考えてみれば吸い殻をポイ捨てし、周囲に配慮する事が出来ない一部の人が居る事で、結果として喫煙可能な場所が減ってしまうのです。しかもそういう人の中には、結構いい歳の人がいるというのはとても残念な事でもあります。

　有間ダムで小休止した後、堂平観測所へ行ってみる事にしました。

　これはGoogle Mapを見ていたら、天文台がある事を見つけ、一度行ってみたいと前々から考えていた場所です。経路を確認すると53分ほどで行ける距離でした。

　このコースでは西吾野へ向かう途中、天目指峠という場所を通りますが、この峠を実際に走ってみると、高低差も去る事ながら細かいコーナーが連続で続き、道路も結構荒れている難所でした。また正丸峠の旧道から山道へと入りますが、その道の先で苅場坂峠という場所を通ります。この峠からの眺めは結構よくて、鶴ヶ島方面から遠くさいたま副都心まで見渡せるとありました。でも昨日は花粉もかなり多く、バイクにマウントしているスマホの画面にもうっすらと花粉が付着するほどで、遠くの景色が霞んで見えません。花粉症の人にはしんどいでしょうね。

　この苅場坂峠から少し走ると堂平観測所に到着します。

　私は埼玉へ行く時には秩父を毎回通っていますが、秩父には見る場所は沢山あるんですよね。この場所もコンディションが良ければ周囲の景色を見渡す絶好のスポットの様です。

　ここで景色を見て回り、休憩を取った後、道の駅果樹園芦ヶ久保で舞茸天ぷら蕎麦を食べたいと思い、Google Mapで確認すると、来た道を戻り、正丸トンネルを抜けていくコースが時間的に最短だと出ました。でも16時で食堂が閉まってしまうそうなので、あまり余裕はありません。少し急いで芦ヶ久保へ向かう事にしました。