投稿するのを忘れていたわけではありません!
次の休みには書こうと思ってたら...
気付いたら一番最後の投稿から1ヶ月も経っていたんです!
なんてこった...信じられない。
恐れていたことが、起きようとしている...
またつまらぬブログをネットの海に流してしまうところだったでござる...!(ごえ門)
さて、今回からはチェロ体験レッスンの話です。
「チェロとの出会い」投稿にもあった通り、志水桂一くんに告白された夜に勢いで某大手楽器店の音楽教室に体験レッスンの申し込みをした...のは良いのですが...
その前に記しておかないといけないことがあるのです。
いざ教室の門を叩く直前になってから、あんなに楽しみにしていたクセに、急に「ハァ...ハァ...」と必要以上に緊張していました。ていうか萎縮していました。
何故なら、わたしには音楽教室に関するトラウマがあるからです。
それは、どんな人間であれ誰しもが可愛かった時代、幼稚園児だった頃の話です。
わたしが通っていた幼稚園には、希望者に対して週に数回のピアノ教室が開かれていました。
「小さいうちからとりあえず何か習わせとけ」という親の思惑だったのでしょうか...何も知らないうちに、なんと気付けばわたしは兄と共にそのピアノ教室に通っていました。
なぜ?どうして??純粋無垢な幼稚園児には、そんなことを考える余裕も頭もありません。ていうか正直に言えば記憶がありません。
ただ、確かに覚えていることがあります。
ピアノの先生がメッッッッチャ......怖すぎたということです。
どれくらい怖いかというと...
弾き間違えると、まず手を叩かれる!
それにビビりながらまた弾き間違えると、頭をひっ叩かれる!
またまたそれに焦りこれでもかと弾き間違えると、座っている椅子を蹴られる!!
そして楽譜を投げられてfinish!!
今日のレッスン終了〜〜!!!
と、そんな感じで...
幼稚園児は幼いながらも感じました...
この教室...ヤバイ!
そもそも自分は一体何のためにピアノを弾いているのか...?
先生を怒らせないようにピアノを弾いているのか? いやいや、怒ってますけど!?毎回メチャメチャ怒ってますけど
じゃあなんで自分はピアノを...?分からない...なんで自分がピアノを弾いているのか分からない...ていうか辞めたい。今すぐにでも辞めたい。早くこの苦痛から解放してくれ!
親に泣きながら懇願し、なんと兄と1つのピアノを二人で弾く予定だった発表会の直前に、教室を辞めてしまったのです。
(結局兄は先生と弾いてました。兄には本当に悪いことをしてしまいました...)
それからというもの、兄や他の人たちがピアノなり、フルートなり、ヴァイオリンなり習っていて「音楽教室に通っています^^」とサラッと言っているのを聞いていると、よくあんな地獄に耐えられるな???と心底疑問に思っていたのです。
完全に「音楽教室の先生は鬼スパルタ」という偏見をずっと持っていました。
(でもよくよく考えると、ピアノを習っていた時の自分って、外に出て友達と遊んだり虫捕りしたりで全然練習してた記憶がなかったし...ピアノに対して全然やる気がなかったのが原因で、先生の怒りを買っていたというだけの話ではないのか...?と今になって納得しています。)
子どもの頃に腐りかけの不味いものを食べたりすると、その食材が嫌いになる一例がある通り、
幼少期のトラウマというのは、大人になってもなかなか克服できないものです。
しかし!志水くんに誘われた勢いで一度体験レッスン申し込みをしたからには、もう引き下がれません。
ていうかそれ以上にチェロをどーーーーしてもこの手で弾いてみたい!
期待と恐怖が入り混じった状態で、店員さんに言われた通りに教室の受付スペースにてソワソワしながら待機していると、先ほどの店員さんが一人のおじ様を連れて、わたしが待機しているテーブルに案内しました。
ん...??
店員さん「それでは...偶然、体験レッスン申し込みが同日になったので、今日はお二人で参加という形でよろしくお願いします^^」
(ウォ〜〜〜〜〜〜?!まさかの複数人で体験レッスン?!?マジ??チェロってそんなポピュラーな楽器なの????)
完全に一人で臨む気でいたわたしには予想外すぎる展開でした。
...しかも多分そこそこ歳離れてるし、元々コミュ症のわたしにとったらもうホント何の話をすればいいか分からず...!
ここは「なぜチェロを始めようとされたのですか^^?」とお互い聞いて話を膨らませていくスタイルが典型的なんだろうなとは思うけれど、
おじ様を相手に「チェロを弾くゲームのキャラクターに惚れてしまってその影響で始めようと思いました!」とかいうクソキモい理由なんて、口が裂けても言えないし...!
「エヘヘ...よろしくお願いします......へへっ......」
ニチャァ...と、エレベーター内で気持ち悪い笑みを浮かべながら挨拶をするのが精一杯でした。
つづく...!